
どうも!ほほなっつです。
嫁と付き合った最初の年のクリスマスに、サプライズで貰ったプレゼントが【ヨツユビリクガメ】と45㎝の水槽をはじめとした飼育セットでした。
あれから10年… 今では2人の子供たちに囲まれ、日々てんやわんやな生活ですが、すっかり成長した【ヨツユビリクガメ】の、変わらないのんびりとした空気に毎日癒されております(*´ω`*)
子供がいる家庭でものびのび飼える【ヨツユビリクガメ】の魅力をたっぷりお伝えします!
ヨツユビリクガメは比較的飼いやすいリクガメです

日本では様々な種類のリクガメが売られ、飼育する事が出来ますが、その中でもヨツユビリクガメが特に丈夫で飼いやすく、最長でも20㎝程とあまり大きくなら事から、リクガメ飼育の入門種とされとても人気が高いリクガメです。
誤解しないで欲しいのが、それでもリクガメの飼育は難しい部類に入ります。
なぜなら日本の夏は高温多湿で冬は寒いからです。
特に冬場のお世話が大変!
ケージ内の保温の他、ケージを置いている部屋の暖房も冬場はフル稼働。
暑すぎる夏もヨツユビリクガメは具合を崩してしまうので、基本冷房は常につけっぱなし。
年間の飼育コストや日々の体調管理を考えると、ミドリガメ感覚で飼育を始めると大変な目に合うのでご注意。
しかし、要点さえしっかりおさえれば、ヨツユビリクガメとの癒しの生活がおくれます。
基本は屋内飼育
リクガメは寒さに弱いの動物なので、四季がある日本での飼育は基本屋内で行います。
最低限必要になる設備をイラストでまとめたのでご覧ください。

- 爬虫類ケージ
- 蛍光灯具
- 紫外線蛍光灯
- クリップスタンド
- 保温電球
- 温度計
- 湿度計
- サーモスタット
- 床材
- 餌入れ
- シェルター
ケージ
ヨツユビリクガメの場合は個体が最長で20㎝程に成長するので、ケージは60㎝以上の物を選んであげると良いです。
熱帯魚用のガラス水槽や、アクリル水槽、少し高いけど爬虫類用のケージ、もしくは自作してしまうのもアリ。

我が家では自作したオリジナルケージを使用!意外と簡単に作れるしサイズも選べて設計図もネットで検索すればたくさん出てくるのでおすすめ!
リクガメは寿命が長いのでケージも成長に合わせて選んでいきましょう。
紫外線蛍光灯
野生のリクガメは、太陽の下でふんだんに紫外線を浴びて生活しています。
屋内飼育下でも野生の環境に少しでも近づけてあげるため、紫外線蛍光灯の設置が必要になります。
サーモスタットと保温電球
リクガメは変温動物(外部の温度で体温が変化する動物)なので、自ら体温調整ができません。
寒い冬の時期でも体温を保てるように保温電球が必要になります。
保温電球のW(ワット)数は、ケージの広さにあわせて選びます。市販の爬虫類用保温球のW数は、だいたい30W~100Wまであります。
保温電球のW数のだいたいの目安は以下の通りです。
45cm水槽 30~40W / 60cm水槽 50~75W / 90cm水槽以上 100W
寒さが厳しい地域は、保温電球1つだけではケージ全体の保温ができない場合が多いです。冬場のみ、保温球のW数を上げたり、保温球を2個にするといった工夫が必要になります。
保温電球はそのままだと温度が上がりっぱなしになるので、サーモスタットで温度管理をします。
我が家では秋から春にかけ、日中は22℃〜28℃設定。夜間は20℃〜22℃で設定しています。夏は暑くなりすぎるため保温電球をつけていません。
ケージ内全体の保温に
局所的なホットスポットに
床材
リクガメの床材でよく目にするのは、クルミの殻を砕いて作られたナッツサンド、ヤシガラ、バークチップ、赤玉土、黒土など。
リクガメの種類や飼育スタイルに合わせて決めましょう。

我が家ではナッツサンドをメインに、シェルター周りに柔らかいヤシガラを敷いてます
ナッツサンドは餌と一緒に飲み込んでしまっても問題なく、掃除もし易いのでおおすすめですが、やや高価なのがネック。
その他の設備
シェルターはリクガメが安心して眠れるように、甲羅ごとすっぽり入り、方向転換ができるものを選ぶと良いです。
ヨツユビリクガメは健康であればほとんど水を飲むことはありません。
水は餌から摂取するので、リクガメの種類によっては水入れが不要な場合もあります。
工夫次第で屋外飼育も可能
リクガメ飼育で屋外にまさる方法はありません。カメ好きにとってお庭での放し飼いは1つの到達点であり夢です。
できることなら自然の太陽の下のびのび育ててあげたいですよね。
しかし、雨の日や寒い日、脱走や盗難などのリスクを考えると容易ではないし、大前提としてお庭も必要です。
私は屋内飼育の経験しかないので、詳しくはわかりませんが、日本でも数多くの方が屋外飼育でリクガメを飼われています。そういった方のブログや書籍を参考にしてみてください。
ヨツユビリクガメのごはん

ヨツユビリクガメはベジタリアン!
主食はもっぱら野菜と野草がメインになります。
体調バランスを考え、カルシウムやビタミン剤など粉末状のものを野菜にかけて食べさせます。
果物も大好物ですが、あげすぎると偏食になってしまうので注意!
ほうれん草やバラの葉など、シュウ酸が強い食べ物はカルシウムの吸収を妨げ、ヨツユビリクガメの体に悪影響なので、献立を考えてあげる必要があります。
野菜
- 小松菜
- ちんげん菜
- かぶの葉
- レタス
- キャベツ
- トマト
- キュウリ
- タアサイ
- ニンジン
- オクラ
- カボチャ
- ベビーリーフ
- 明日葉
- モロヘイヤ
- 水菜
- サツマイモ
果物
- バナナ
- イチゴ
- ナシ
- リンゴ
- キウイ
- ミカン
- ブルーベリー
- ラズベリー
- パイナップル
野草
- セイヨウタンポポ(葉・花)
- オニタビラコ(葉)
- ヨモギ(葉)
- ハルジオン(葉・花)
- リュウゼツサイ(葉)
- ハハコグサ(葉)
- ノゲシ(葉)
- ノアザミ(葉)
- シロツメクサ(葉・花)
- アカツメクサ(葉・花)
- カラスエンドウ(葉)
- クズ(葉)
- スズメノカタビラ(葉)
- コバンソウ(葉)
- エノコログサ(葉)
- ヒメオドリコソウ(葉)
- ホトケノザ(葉)
- オオバコ(葉)
- ナズナ(葉)
- ナノハナ(葉・花)
- ヘビイチゴ(葉・花・実)
- ツユクサ(葉)
- オオイヌノフグリ(葉)
- ハコベ(全体)
- ウチワサボテン(全体)
- ハイビスカス(葉・花)
その他
- リクガメフード
- カルシウム
- ビタミン
上記はほんの一例です。
スーパーで年間を通して手に入り易い野菜を中心に、近所で野草を採取できるようなら献立に加えてみましょう。
自宅で野菜を栽培してしまえば年間コストも抑えられるので是非トライしてみてください。
ヨツユビリクガメの3つの魅力
ペットとしても人気の高いヨツユビリクガメですが、私が実際に飼ってみてわかったその魅力を3つに分けて紹介します
忙しい人にピッタリ
ヨツユビリクガメの魅力はなんといってもカメならではのの〜んびりした生活に時間を忘れられる事です。
仕事に育児に家事に目まぐるしく忙しい毎日ですが、ふとカメのケージを覗くといつもと変わらないのんびりとした生活リズムにホッとします。
散歩の必要もないのでまさに忙し人にピッタリのペットと言えます。
寿命が長く人懐っこい
ヨツユビリクガメの寿命はとても長く、25年以上とも30年以上とも言われています。
上手い事飼育できれば孫の代まで飼う事が出来るので、かなり長い間家族みんなでカメと触れ合う事が出来ます。
性格もとても穏やかで人懐っこく、我が子と一緒に飼う初めてのペットとしてもオススメ!
臭くなくて夜も静か
ミズガメやヌマガメと違い、リクガメは生活ベースが「陸」なので臭いがなく、「朝起きてご飯を食べ、昼間遊んで夜寝る」といった生活リズムも人間と同じ!
鳴いたり咆えたり、爪を研ぐなんてこともないのでとっても静か。寝室で一緒に生活することも可能です。
ヨツユビリクガメが家にやってきた

クリスマスプレゼントに嫁からもらった15㎝幅のハートの箱を開けると、中から10㎝にも満たない小さなヨツユビリクガメが!
掌サイズで石鹸のような見た目。名前を「よっピ」と名付けました

水槽から顔を覗かせるよっピ
実はよっピ、飼い始めて2ヶ月目の冬に早速病気になり一度死にかけました囧rz
原因はやはり寒さから。
保温対策はバッチリしていた気でいましたが、個体がまだ小さく未熟だった事もあり元気になるまで通院の日々でした。

夏になる頃にはよっピも立派なサイズに成長し、45㎝水槽ではだいぶ窮屈になってしまったため、自作で90㎝幅のケージを作成。
木の温もり感じられる新居が出来ました!

保温電球の直下でいつでも暖かい流木がお気に入りのよっピ

重い体を持ち上げて、自分よりも大きいシェルターによじ登ったり

見事登頂!
高いところが大好きなよっピ

暖かい日は近所の公園へお散歩!
お散歩に出かけるたびに公園の子供達のアイドルになります。
亀が公園で散歩していたら新鮮ですからね。

餌を待つよっピ
スライド扉も前足を器用に使ってガシガシ開けてしまいます

「早く餌よこせ〜」
目が合うと口をパクパクさせて何かを訴えてくるよっピ

大好物の蒸したかぼちゃ

シャリシャリのりんご

みかんを見かけたら一目散に走ってきます

足を出してお行儀が悪いよっピ

とっても人懐こいよっピ
10年で体のサイズは4倍ほどになり、たくましく日々成長しています。

1歳半の息子からは、まだ生物として認識されていないようで、石か何かだと思われてます 笑。
ヨツユビリクガメはとても人懐っこく温和な性格なので、小さい子供がいても安心して飼育が可能。よく一緒に公園へ散歩に行ったりスキンシップをとっています。
しっかり飼育出来れば寿命も30年以上ととても長いので、我が子と共に成長していく過程を楽しめます。
家族の一員に、リクガメとの穏やかな生活を送られてみてはいかがでしょうか☆
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