今回紹介したいバンクシアは『バンクシア レマニアナ(イエローランタンバンクシア)』
バンクシア レマニアナまたの名をイエローランタンバンクシアは、その名の通り鮮やかな黄色の花を垂らすように咲かせる珍しいバンクシアです。
他にこのタイプのバンクシアは、カレイ、アクラータ、ヌタンス、ロッセラエなどがあり、
わが家でも、レマニアナの他にはカレイとヌタンスを育てています。
レマニアナの栽培を始める前に知っておきたいのが、この品種、オーストラリア東部でも栽培が成功しており、何と根腐れ菌(フィトフィトラ)に対する耐性を持っているとか!
これが確かなら高温多湿な日本でも育たれれるということですよね。
この記事では、『バンクシア レマニアナ』を育てた感想と成長記録を紹介しています。
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バンクシアレマニアナの成長記録
お迎え当時の様子
四国ガーデンさんにてレマニアナの販売が解禁されたタイミングで苗を購入。
見るからにか弱そうな貧弱な苗が届きました。
ここからどう成長してどう仕立てていくか、考えるとワクワクします。
葉には細かい産毛がぎっしり詰まっており、新芽の触り心地は特にふわっとしています。
葉の雰囲気はやはりカレイと似ており、レマニアナの方がやや明るめな印象。
初夏にお迎えして約2ヶ月
ここまでの成長をみると、上に上に伸びるスピードがとにかく早い様子。
ヒョロっと一本立ちの株なので、時期を見て上を切り整えたいと考えてます。
6ヶ月後の様子
随時更新予定
バンクシアレマニアナの苗は、『四国ガーデン』さんのネットショップで定期的に販売されています。
バンクシアレマニアナの特徴とわが家の管理方法
学名 | Banksia lemanniana |
タイプ | ヤマモガシ科 |
原産地 | 西オーストラリア州南西部 |
耐寒気温 | -5℃前後 |
開花期 | ー |
日照 | 日向むき |
バンクシア レマニアナは、西オーストラリア州南西部原産の、高さ1.5から約5mにまで成長する低木です。
レマニアナの特徴はなんと言っても“垂れ下がるように咲く花”。
このタイプのバンクシアはとても珍しく、他の数種(カレイ、アクレアタ、ヌタンス、ロッセラエなど)にのみ共通の特徴です。
花はつぼみのときは黄緑から黄色で、成熟すると直径が最大100mmほどの目が醒めるような爽やかなレモンイエローに変化します。
お花の参考イメージ
葉はバンクシアではよく見かける縁が鋸状の楕円型。
雰囲気はどことなくカレイやミーディアと似ており、
これら2品種はオーストラリア西部出身のバンクシアの中では環境適応力の高い品種なので、特徴がやや似ているレマニアナにも期待が持てます。
リグノチューバは形成しません。
育てる環境
わが家の栽培環境は、千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
バンクシア レマニアナの栽培は夏の乾燥した地域に最適とされていますが、ニューサウスウェールズ州の東海岸やクイーンズランド州などの湿気の多い地域でも開花サイズまで栽培されており、
西側の他の多くの種よりも根腐れ菌(フィトフィトラ)に対する耐性が高い可能性があることが示唆されています。
夏に高温多湿になる日本でも、少しの工夫次第では長く育てることができるかも知れません。
わが家では、レマニアナを軒下で管理しており、夏の日差しが強い時間帯は遮光、冬は霜と寒風に当てないよう注意しながら育てています。
用土
5号ポットで迎えたバンクシアレマニアナの土には【四国ガーデンオリジナル】ネイティブプランツ専用培養土が使われていました。
現地の育て方を調べてみても、「水はけの良い砂質の土壌で最もよく育ちます」と書かれているように、四国ガーデンさんの土も水捌けに優れており、東西問わずどのバンクシアにも使えます。
もちろんバンクシア意外のオージープランツにも◎
水やり
バンクシア レマニアナの水やりは、土の表面が乾き切る前のタイミングでたっぷり与えています。
基本的には日当たりと風通しの良い場所で管理しているので、水の乾きも早く、夏の晴れた日では朝あげても夕方にはもう乾いている場合が多いです。
レマニアナはカレイ同様根腐れ菌に耐性を持つとされているため、水やりにシビアな調整は必要ありません。
特に夏の晴れたに日は何も考えずに毎日与えていますが、今のところは元気に育っています。
肥料
バンクシアレマニアナの肥料には『両筑プランツショップ』で購入した、リン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」を定期的に与えています。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつバンクシアにも安心して与えることができる配合で作られています。
固形肥料の他に、2価鉄イオン[Fe2+]を供給してくれる『鉄力あくあ』と
植物を超元気にしてくれる活力剤『HB101』を株の様子を観察しながら与えています。
剪定
リグノチューバを持たないため、既存の葉を下回る剪定には耐えられません。
枝先を軽く整える程度の剪定は問題なく行えます。
わが家のレマニアナは細い幹の一本立ちなので、適期がきたら分枝目的の剪定を行うつもりです。
西オーストラリア出身のバンクシアの中では育てやすい
バンクシアレマニアナを実際に育ててみて、西オーストラリア出身のバンクシアの中では比較的育てやすいと感じています。
見た目の雰囲気も育てやすさもカレイに似ていて、将来是非共コラボで花が見たい品種です。
正直まだお迎えしたばかりにつき、育て方、水やり頻度など、何にも掴んでいませんが、
また色々わかってきたら記事に追記してまいります。
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