四季咲で育てやすい『グレビレアピンクミゼット』の育て方と成長記録

今回紹介したいグレビレアは『グレビレア ピンクミゼット』

グレビレアピンクミゼットは淡いピンク色の花をちまちまと咲かせるスパイダー系グレビレアで

250種類以上あるとされているグレビレアの中でもコンパクトなブッシュ状に展開する四季咲タイプ

這わせてグランドカバーのような使い方も良し、ハンキングで垂らしても良しと、植栽の使い勝手が大変良い品種です。

この記事では、四季咲で育てやすいグレビレアピンクミゼットの育て方と成長記録を紹介しています。

目次

初夏に小さな苗をお迎え

わかりづらいのですが、上の画像の中にグレビレアピンクミゼットがいます。どこかわかりますか?

正解は画像右下、グレビレア ロビンゴードンの大鉢の隣にちょこんといるのが、この夏にお迎えしたばかりのわが家の新入り『グレビレア ピンクミゼット』

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我が家のピンクミゼットはまだ迎えたばかりの小苗なので花数も少ないですが、ピンクミゼットのポテンシャルはこんなもんじゃありません!

本気出したピンクミゼットは株一面ピンクの花でぎっしり覆われるほどの花付きの良さで、人気の大輪系グレビレア には1輪のインパクトで劣りますが、こちらは花数で勝負ができます。

花期が長いのも嬉しいポイントですね。

わが家では、少しロールダウンさせたルーツポーチ2ガロンに植え替えて、庭のオープンスペースの隙間にレイアウトしてます。

夏の間にある程度育ってきたので、頃合いを見て南東の花壇にルーツポーチごと地植えしてみました。

ルーツポーチは成分分解質のタイプを使用しているので、何年かしたら勝手に分解されてなくなります。

西日が当たるこのゾーンへの植栽はある程度リスクもあるのですが、グレビレアピンクミゼットであれば問題なく適応してくれることでしょう。

翌年の春にはたくさんの花を咲かせてくれました。

グレビレアピンクミゼットの特徴と育て方

学名Grevillea ‘Pink Midget’
タイプヤマモガシ科
原産地オーストラリア
耐寒気温-5℃前後
開花期4月〜11月
日照日向〜半日陰

グレビレアピンクミゼットは、Grevillea leiophylla と G. humilisのハイブリッド。

淡いピンク色の小さい花をちまちまと咲かせるスパイダー系で、大輪種のような派手さはないものの、

植栽のかゆいところに手が届く扱いやすさが魅力。

ティーツリーを思わせるこまやかな葉は夏でも涼しげで、明るいピンクの花と相まって、とても爽やかな印象を与えてくれるグレビレアです。

小型の品種で、暖地あれば地植えでグランドカバーとして、または鉢でコンパクトに育てる事もできます。

性質はとても丈夫で、日本でも育てやすい品種の一つとして知られています。

育てる環境

わが家の栽培環境

わが家の栽培環境は、千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、わが家の植物はすべて北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて管理しています。

ピンクミゼットは暑さ寒さ共に強くとても育てやすい品種なので、年間を通して雨霜のあたる庭のオープンスペースにて管理しています。

ただし、夏の強烈な日差しで葉が焼けてしまうため、ブルーブッシュはじめグレビレアロビンゴードンなどの大株の足元にて、自然な半日陰の恩恵を受ける場所を選んで置いています。

用土

ピンクミゼットをルーツポーチヘ植え替える際、わが家で使用した用土は、

行きつけの園芸店オリジナルの培養土+硬質鹿沼土小粒を少々+日向土小粒少々をブレンドしたものを使用。

園芸店オリジナルの培養度は元肥入りではあるのですが、微量であればそこまで気にする必要はないことを経験で知っているので(自己責任で)

今回は水はけとかもそこまで意識せず、いわゆる花がよく咲く培養土で育ててみる事にしました。

水やり

水やりは育てている環境に大きく左右されますので、参考程度に留めてください。

ピンクミゼットへの水やりは、土の表面が完全に乾き切る前のタイミングでじゃぶじゃぶあげてます。

お迎えした時期が夏という事もあって、水切れだけは避けたいので乾かすことはそこまで意識せず、雨が降らないければ灌水という気持ちで朝イチに与えてます。

肥料

グレビレアピンクミゼットに肥料を与えるなら他のヤマモガシ同様に低リン酸、もしくはリン酸が全く含まれていないものが好ましいです。

わが家で管理しているオージープランツには、『両筑プランツショップ』で購入した、リン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」を定期的に与えています。

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2価鉄イオン[Fe2+]を供給してくれる『鉄力あくあ』と、植物を超元気にしてくれる活力剤『HB101』も肥料と併用してあげると効果的。

わが家では主に梅雨入り前と越冬前に体力を蓄えたいタイミングで与えるようにしています。

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剪定

グレビレア全般に言えることですが、花付きを促す目的と樹形コントロールの意味でも定期的な剪定は必須になります。

今は鉢と鉢の隙間に丁度よくおさまるサイズにピンクミゼットですが、

それでもしっかり育つと樹高幅共に1mを超える低木なので、しっかり剪定して扱いやすいサイズのままキープしていきたいところです。

四季咲で育てやすいグレビレアピンクミゼット

暑さ寒さにも強く、日本でも育てやすい小型のグレビレア ピンクミゼットは、ピンク色の小さな花がちまちまと咲き続ける魅力的な品種です。

コンパクトに仕立てられるので鉢植えでの管理はもちろん、バンクシア やアカシアの足元に地植えして地熱を下げるグランドカバー的な使い方も◎

とにかく置く場所を選ばないのでわが家の狭いお庭でも重宝する存在です。

「植栽の隙間に何かアクセントが欲しい」「シンボルツリーを魅力的に引き立てたい」とお考えの方には、グレビレア ピンクミゼットがベストな選択になるかもしれません。

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