今回紹介したい植物は『プラティセカ ブルーコメット』
バンクシアやプロテアなど、いつの間にかワイルドなヤマモガシに支配されつつある我が家の庭
たまには可憐な花を咲かせるヤマモガシじゃないオージープランツが欲しい!
そこで出会ったのが針のような繊細な葉に、下向きに咲く鮮やかな青紫の花が特徴の『プラティセカ ブルーコメット』でした。
プラティセカブルーコメットは西オーストラリア原産の常緑多年草でヤマモガシ科…
ではなくトレマンドラ科プラティテカ属。これ重要です
この記事では、プラティセカ ブルーコメットの特徴と育て方を、わが家の成長記録とともに紹介しています。
プラティセカ ブルーコメットの成長記録
プラティセカ ブルーコメットの存在を知り、「ほしいな〜」と思っていたタイミングで出会ってしまいました。
繊細な葉に鮮やかなグリーンとパープルのコントラストが写真で見るよりも映えます。
鮮やかな青紫の花は開花期が長く、春先から6月頃まで成長しながら次々に咲き続けます。
さらに花はピークを過ぎると咲き終わった花柄から順に自然に落ちるのもポイント。
花殻摘みが面倒でちまちま咲く系は避けたいと言う方にお勧めですね。
花は長く楽しめて、花殻摘みまでセルフでやってくれるとか…どこまでも可愛い子。
ひとまず小さめの素焼き鉢に植え替え。
このサイズ感だともう一回り大きい鉢のサイズが理想かもしれません。
プラティセカ ブルーコメットはオーストラリアでも年間を通して湿度の低い西オーストラリア原産の植物で、基本的に高温多湿、蒸れがNGです。
春に迎えたこともあり、ひとまず最初の年の梅雨〜秋頃まではこのサイズの鉢で乾かし気味に管理してみるつもりです。
開花期も終わり本格的な夏を迎える前にガッツリ切り戻しました。
夏の間は雨の当たらない半日陰の軒下で、なるべく涼しく管理しましたが、それでも3本立ちの内1本は枯れてしましました。
その後は調子を崩すことなく夏越し
秋の間成長を続けておりましたが、翌年の花芽はこの時点では見つからず。
次は冬越しが控えているので、引き続き軒下管理を継続して様子を観察していきます。
プラティセカ ブルーコメットの特徴と育て方
学名 | Platytheca galioides |
タイプ | トレマンドラ科プラティテカ属の半耐寒性常緑多年草 |
樹高 | 30cm~80cm |
葉張り | ー |
開花期 | 4~6月 |
日照 | 日向〜半日陰 |
プラティセカ ブルーコメットは西オーストラリア原産の常緑多年草。
針のような繊細な葉に、濃いブルーの花を下向きに咲かせるのが特徴で、下を向いた青色の花が彗星のようなの様子から、この名前がつけられたそう。
開花期が長く、春先から6月頃まで成長しながら次々に花を咲かせます。咲き終わった花柄は自然に落ちるので、きれいな姿を保ちながら咲き続けてくれるのが魅力のポイント。
西オーストラリア出身というとその地方出身のバンクシア然りりユーカリ然りで気難しいイメージがありますが、
例に習いプラティセカ ブルーコメットも梅雨の長い雨や日本の夏の高温多湿は苦手。
夏の間は半日陰くらいの涼しい場所で管理して、できるだけ雨に当てないことが栽培の秘訣です。
繊細そうな見た目に反して寒さにはそこそこ強く、マイナス3度くらいまでがおおよそボーダーと言われています。
実際に育ててみた様子から、セルリアよりかは育てやすいかな?といった印象です。
育てる環境
わが家の栽培環境は、千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
プラティセカ ブルーコメットが最も良く生育する環境は、日当たりと風通しの良い屋外です。
ただし、高温多湿に弱いので暑い時期は雨が避けられる場所、霜が降りる季節のことも考えると、日当たりの良い軒下みたいな場所が理想的。
わが家でも年間を通して南向きの軒下で管理しています。
用土
プラティセカ ブルーコメットは水はけの良い土壌で最もよく育つとされ、わが家でも水捌け重視の土の配合で育てています。
例)硬質鹿沼土や硬質赤玉土をベースに、パーライト、軽石、腐葉土などをバランスを見て配合
水やり
水は、鉢土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。
花芽を大量につける春は特に水切れに注意。ただし根腐れも怖いので四季の中で一番気を使います。
夏〜秋は単純に鉢土の表面を見て乾きはじめていたら灌水。
冬は土の乾き方を見ながらになりますが、他の季節に比べると格段に灌水頻度は下がります。
肥料
肥料は春・秋の生育期に、液体肥料を定期的に与えています。
夏は根が傷むので肥料を切ります。冬は根が休眠してしまうのでわが家では与えていません。
わが家で使っている液体肥料はこちら
リン酸比率が控えめで、鉄まで含まれているためわが家ではプラティセカ ブルーコメットに限らず、多くのオージープランツに活用しています。
活力剤も同時に与えています
活力剤は暑い夏、寒い冬を乗り切る強い味方です。積極的に活用したいアイテムですね。
剪定
プラティセカ ブルーコメットは綺麗な樹形を保ちつつ、来年も花を楽しむためには剪定必須。
剪定タイミングは6月頃、開花が終わったタイミングで、葉を残して全体の高さが3分の1になるように切り戻します。
こうすることで下葉が落ちることなく、樹形を維持しながら来年も沢山の花を楽しめます
プラティセカ ブルーコメットのある暮らし
プラティセカ ブルーコメットは、その名の通り青い彗星のように咲く花が魅力的なオージープランツです。
花期も長く、面倒な花柄摘みの必要もありません。
オージープランツの中でも育てやすい種ではあるものの、夏の湿度は苦手。
育てるにあたり夏越しが1番の鬼門になりそうでづが、
日本で多年草として流通しているくらいですので、夏さえ気をつけてあげれば長くブルーコメットのある生活を楽しむことができるでしょう。
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