ふわもふの超人気プランツ『フィリカ プベッセンス ワフトフェザー 』の特徴と育て方

今回紹介したいオージープランツは『フィリカ プベッセンス ワフトフェザー』

フィリカは南アフリカ原産のふわふわなお花がとってもかわいい常緑の低木で、セルリアやリューコスペルマムと並ぶ、冬〜春の定番人気オージー(南アフリカ出身ですが)の一角です。

フィリかのふわふわもふもふな見た目と触り心地は、毎年ファンになる人が続出しているとかいないとか…

フワッフワでいかにも夏の湿度と暑さに弱そうな印象ですが、意外と癖がなく育てやすい植物です。

この記事では、『フィリカ プベッセンス ワフトフェザー』特徴と育て方、成長記録を紹介しています。

目次

フィリカ プベッセンス ワフトフェザーの成長記録

フィリカの苗が欲しいと探し始めたのが6月頃。切り花は見かけるのですが苗の流通シーズンはとっくに終わっておりまして…

結局この苗と出会えたの翌年の1月。待ちに待った甲斐ありまして、とても素晴らしい苗をお迎えすることができました。

フィリカの流通シーズンは冬から初春頃なので、探している方はこの時期に是が非でもゲットしましょう。

フィリカと言えば、いや、日本産オージープランツと言えばこのタグですよね。いつもありがとうございます。

蕾の状態でもすでにもふもふです。見てください、産毛がぎっしりつまってますよ。

すでに開花している枝もあります。もふが溢れてます。

5号苗で流通しているこちらの苗、既に根っこがギッチギチに回っておりましたので、すぐさま一回り大きな鉢に植え替え。

それにしてもすごい根っこですね…太くて真っ白。健康そのものです。

モスポットに化粧砂利を添えて、植え替え完了です。

こちらの生産者様の出荷したてのフィリカは矮化剤が効いているので、コンパクトにギュッとつまったような樹形が特徴です。

そのうち何年かしたら薬が切れてスラっとした樹形になります。どちらの見た目が好みかは意見が分かれそうですね。

1年経過した様子

丸一年ほど育てるとこのような状態になります。まだ完全に矮化剤が抜けておらず、伸び方はゆっくりです。

ただ根っこの方の成長が著しく、結局さらなる鉢増しを経てすくすくと成長を続けています。

切り花で収穫したフィリカ

収穫したお花はドライフラワーに。

ドライフラワーアレンジ

ドライフラワーになっても生花だった頃と姿形質感はほとんど一緒。

色は1年かけて徐々に褪色していきます。

毎年自宅の庭からフィリカを収穫するのが今の目標です。

フィリカ プベッセンス ワフトフェザーの特徴とわが家の管理方法

学名Phylica pubescens
タイプクロウエモドキ科 フィリカ属
原産地南アフリカ
耐寒気温-5℃前後
開花期1月〜4月
日照日向むき

フィリカ プベッセンス ワフトフェザーは南アフリカ原産の、ふわふわと綿毛をまとったようなもふもふ感のある植物です。

特徴的な羽毛のような質感と白と緑のコントラストがとても美しく、ドライフラワーになってもその魅力は損なわれないことから、切り花としても人気。


葉はとげとげとした感じで、頭頂部にイエローからクリーム色の優しいトーンの花を咲かせます。

お花の参考イメージ

プベッセンスとは「細い軟毛」がある、という意味があるそうです。

花が咲く前の状態はリューカデンドロンにも似てる姿形をしています。

環境に適応すれば1~1.5mほどにま成長する低木ですが、日本で流通するフィリカの苗は矮化された状態で出荷されている物が多く、フィリカ本来の見た目とは多少異なるかも知れません。

最初はコンパクトな状態でも、2〜3年後には背丈がぐんぐんと伸びて切り花でよく見かける姿形になります。

育てる環境

わが家の栽培環境

わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。

わが家では、フィリカ プベッセンス ワフトフェザーを1日中日の当たる南向きの庭で育てています。

日当たり、風通し、水はけの良い三拍子揃った環境でフィリカはよく育ちます。

日本の夏、高温多湿の環境は嫌いますので、夏場はできるだけ風の通る場所やハンキングなどで育ててあげると良いです。

水を好む植物なので、特に水切れには注意が要ります。加湿はよくありませんが、水捌けのいい土であれば湿っていても気にせずに毎日水やりするくらいがちょうどいい印象です。

冬の寒さには強い植物です。雪の積もらない温暖な地域であれば屋外管理で問題なく冬越しできます。

だいたい0℃くらいまでは耐えるとされていますが、わが家では-5度まで下がった冬も問題ありませんでした。霜や北風には当てない方が無難です。

フィリカの栽培でおすすめなのが鉢植えですが、環境が合えば地植えで育てることもできます。

用土

フィリカ プベッセンス ワフトフェザーは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。

わが家では、硬質鹿沼土と硬質赤玉土の小粒をベースに、市販の培養土と軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを配合した水捌けのいい土を使用。

水やり

水やりは育てている環境に大きく左右されますので、参考程度に留めてください。

フィリカ プベッセンス ワフトフェザーへの水やりは、土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えています。

フィリカは水を好む植物ですので、冬以外の晴れた日はほとんど毎日灌水をしています。

肥料

フィリカ プベッセンス ワフトフェザーの固形肥料には『両筑プランツショップ』で購入した、リン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」を定期的に与えています。

この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつバンクシアにも安心して与えることができる配合で作られています。

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固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで液肥とバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。

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剪定

フィリカ プベッセンス ワフトフェザーは切らずに放っておくと下葉が落ちてスカスカになり、枝の高いところで分枝するためビロンビロンな樹形になりやすいです。

わが家では、フィリカの花の見頃がピークを迎えた4月の半ば頃に、全体の半分ほどの長さに切り戻しています。

フィリカは剪定に対する反応もよく、切り戻してから4〜6週間ほどで切り口の先端付近から新芽がポツポツとふき出します。

切り戻しはタイミングを間違うと翌年の花芽を落としてしまうため、なるべく夏前までには済ませておくと安心です。

フィリカ プベッセンス ワフトフェザーを実際に育ててみた感想

葉や花のモフモフ具合に病みつきになりそうな「フィリカ・プベッセンス・ワフトフェザー」。

切り花やドライフラワーで知られるこの植物は苗としても人気が高く、冬〜春の流通シーズンに一斉に苗が出回り、あっという間に姿を消します。

比較的育てやすい植物ですが、加湿と水切れには要注意です。特に夏場はたくさんの水を欲しがりますので、注意深く観察するようにしましょう。

とても珍しい植物ですが、もし見かけたら優しく触れてみてください。きっと虜になってしまうこと間違いなしです。

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