のべ20種類以上のバンクシアを育てているわが家が、初めて選ぶバンクシアにおすすめしたいのが『バンクシア インテグリフォリア〝セイラ〟』
コーストバンクシアセイラは丈夫で育てやすく、日本の環境にも順応した素晴らしい品種です。
日々の水やりやこまめな剪定などを繰り返す事で、すくすくと成長する様子が楽しめるので、植物を育てる面白さをダイレクトに感じることができるのもセイラの魅力です。
この記事では、コーストバンクシア セイラの特徴と育て方、成長記録を紹介しています。
わが家のコーストバンクシア セイラの様子
わが家では、お迎えしてから2年目(7年目)になるコーストバンクシアセイラを育てています。
お迎えした最初の年は秋から冬の間ピクリとも動かなかったのですが
春になってからは1日でシルエットの変化がわかるほど勢いよく育ち、2年経った今では購入時の倍ほどのボリュームに成長しました。
お迎え当時のコーストバンクシアセイラ
背丈は低いながらもサイズにそぐわない立派な幹。
生産者様の元での剪定の賜物なのか枝ぶりもすこぶるいい株が届きました。
わが家でも新芽が伸びたら切ってを繰り返し、主に春と秋にこまめな剪定を繰り返した甲斐もあって、剪定箇所から新芽が分岐。
枝葉の数も増えてもりもり大きくなってきました。
2年目の様子
お水も好きで、冬以外はほぼ毎日じゃぶじゃぶあげてます。
冬も土の表面が乾き始める前にはあげてましたが問題なく育っています。
鉢は水はけ&通気性の良いルーツポーチを使っていますが、水をたくさん与えているためか他の鉢と比べて苔がはえるスピードも段違いに早いです。
さすがにまだ花を期待する段階のサイズには達していないので、今は成長速度と剪定からの変化を楽しみながらじっくり育てています。
コーストバンクシア セイラの特徴と育て方
学名 | Banksia integrifolia ‘Seira’ |
タイプ | ヤマモガシ科 |
原産地 | 両筑デザインプランツ |
耐寒気温 | -5℃前後 |
開花期 | 5月〜10月 |
日照 | 日向むき |
セイラは『両筑デザインプランツ』が生産しているオリジナルのバンクシアで、通常品種のコーストバンクシアとは下記の違いがあるそうです。
- 花付きの良さ
- 最終樹高
- 成長スピード
セイラは小さいうちから花が咲くことも珍しくないため、とても人気の高い品種です。
花の形、色などは通常のコーストバンクシア同様割と小柄なクリーム色。
葉は通常のコーストバンクシアのような鋸状ではなく丸い形。
樹高は通常種ほど大きくならず、最終樹高は5-10mだと予想されています。
成長スピードは通常のコーストバンクシアと比較してゆっくりとのことですが、実際に2年間成長の様子を見ていると実際はそれほどゆっくりとは感じませんでした。
育てる環境
わが家の栽培環境は、千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
コーストバンクシアセイラは暑さ、寒さ共に強く、多少の霜程度ではビクともしません。
置き場所は1日中日当たりと風通しがいい場所が好ましい品種です。
コーストバンクシアセイラは日本の環境でも育てやすいバンクシアなので、暖地であれば十分地植えも可能。
ただし、コーストバンクシア同様中〜高木に当たる品種で、最終的なサイズは10m以上だとも言われています。
そのため、地植えするにはそれなりに広いスペースが必要となり、狭い庭のわが家では鉢植えで管理しています。
用土
コーストバンクシアセイラは酸性に傾いた土が適しているそうですが、育ててみた感じ土壌適応能力は高そうです。
よっぽどアルカリ性に傾いた土でなければ水はけのみの意識で問題なさそうです。
土壌は他の東オーストラリア出身バンクシア同様、水はけと水もち両方を意識した配合にしています。
基本的には鹿沼土ベースで、硬質赤玉土、軽石、パーライト、ピートモスを加えたものを使用。
水やり
コーストバンクシアセイラの水やりは春夏秋はほとんど毎日、冬ですら晴れ前提で3日に1回ほどのペースで灌水しています。
りょうちくさんのブログやSNSでも口を酸っぱくして言われている通り、セイラはとっても水をよく吸います。
水やりの感覚的にはアカシアの栽培に近いです。表土の乾きを待たずに(乾いてからだと遅い)、雨が降らない日は毎日水をじゃぶじゃぶ与えてます。
雨が降った日も足りないと思ったら追加で水を与えてます。
肥料
コーストバンクシアセイラの肥料には『両筑プランツショップ』で購入した、リン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」を定期的に与えています。
セイラ自身りょうちくさん出身ですので、そこで実際に使われている肥料であれば安心して使えます。
固形肥料の他に、葉が黄色く傷んでいたので、2価鉄イオン[Fe2+]を供給してくれる『鉄力あくあ』と
植物を超元気にしてくれる活力剤『HB101』を定期的に与えています。
剪定
コーストバンクシアセイラは定期的にこまめな剪定が推奨されている植物です。
なぜ推奨されているかというと
- 幹ががっしり太くなる
- 枝葉の数が増えて花付きも良くなる
- 風通しが良くなり病害虫の予防
これもりょうちくさんのブログやSNSでさいさん言われている事ですが、
剪定を繰り返すうちに支柱を必要としないガッチリした幹に仕上がること、枝数が増え株のボリュームが増すこと、花付きが良くなったり風通しが良くなって病害虫発生予防できたりとメリットだらけだからです。
現にりょうちくさんからお迎えしたセイラの幹を見てみると、株のサイズからは想像できないほどガッチリした太い幹に仕上がっているので、剪定が推奨されているのにも納得できます。
こまめな剪定を繰り返したおかげで、わが家のセイラも見違えるほどボリュームが増え、順調に大きく成長を続けています。
剪定箇所や時期に迷った際は、りょうちくさんのLINEで質問する事もできます。※りょうちくさんで買っている事が前提。
コーストバンクシア セイラは最初に選ぶバンクシアにおすすめ!
コーストバンクシアセイラはコーストバンクシア同様、性質は概ね丈夫で日本でも育てやすいバンクシアの品種の一つです。
花付きも良く、地植えしたら大きく育つのでシンボルツリーにもおすすめ。
剪定や水やりのタイミングに迷ったら、『両筑プランツショップ』でアドバイスももらえるので安心して育てていくことができます。
「バンクシアを育ててみたいけどどれにしよう」と迷ったら、まずはコーストバンクシアセイラからはじめてみてはいかがでしょうか。
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とにかく水やり、こまめな剪定、定期的に肥料
すべてりょうちくさんの教えです
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