今回紹介したいプロテアは『プロテア オータムプリンス』
薄ピンク〜ライムイエローのツートンカラーの花、うねうねとウェーブ掛かった葉が特徴的で、丈夫で育てやすく花付きも抜群。日本でも流通がはじめったばかりの期待のニューフェイスです。
この記事では、『プロテア オータムプリンス』特徴と育て方、成長記録を紹介しています。
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プロテア オータムプリンスの成長記録

プロテア オータムプリンスの流通が始まり、わが家も1株お迎えすることができました。
まだまだ小さい株ではありますが、2本に分子した先に1輪花芽もついています。このサイズで花芽がついている様子からみるに、矮化剤がしっかり効いていると推察。
となれば、薬が切れるまでは鉢増ししようが地植えしようがしばらくはこのサイズ感は変わらずでしょうか。
置き場所には困りませんが、大きくワイルドに成長する様を拝めるのもオージープランツ栽培の醍醐味なので、その点は少し物足りなさも感じます。

丈夫で育てやすく、花付きも抜群に良いと称されているオータムプリンス。プロテアフローラ社がおすすめの品種につけると噂されているキララべるがささっていることからどうしたって期待してしまいます。
たまにラベルと実際の花芽の姿形が若干異なる品種もあったりしますが、このオータムプリンスの花芽はラベルの写真と瓜二つの美しさ。
花芽の先端が薄ピンク色で、葉に近づくにつれてライムイエローへと移ろいでいくこの淡い色味のグラデーションは見ていて飽きない魅力があります。
初夏にお迎えしたので、急な環境変化によるストレスを避けるために1週間ほど半日影の軒下で管理。その後は思い切って遮光シート下の屋外管理に切り替え。
花芽がついているプロテアにしては水を飲むペースはややスロー気味。ちょうど真夏に差し掛かるタイミングでもあるため根がお休みモードなのかもしれません。
今ついている花芽ももしかしたら咲ききらないかもしれません。とはいえ今の蕾の状態でも十分見応えがありますので、根の動きをよく観察しながら適宜灌水を行うつもりです。
プロテア オータムプリンスの特徴とわが家の管理方法
| 学名 | Protea Autumn Prince |
| タイプ | ヤマモガシ科プロテア属 |
| 原産地 | 南アフリカ |
| 耐寒気温 | -5℃前後 |
| 開花期 | 5月~10月 |
| 日照 | 日向むき |
プロテア オータムプリンスは涼しげな秋の季節に咲き誇る、鮮やかなサーモンピンク色の花が特徴的なプロテア シナロイデスの矮小種です。
コンパクトに育ち、花付きもよく開花も容易で、豊かな緑と曲線を描く葉も魅力。
同じくシナロイデス矮小種のリトルプリンスやミニキング等にとてもよく似た見た目をしています。
見分ける違いとしましては、リトルプリンスの花は赤〜ピンクの色味に対して、オータムプリンスの花は薄ピンク〜ライムイエローとグラデーション掛かっています。
葉の雰囲気も若干異なり、リトルプリンスの葉はキングプロテアの葉をそのまま一回り小さくしたような姿形に対して、オータムプリンスの葉はややウェーブ掛かっているのが特徴です。
花と葉の比較


オータムプリンスの花の見頃としては、ラベルにもあるとおり完全に開き切る前の蕾の状態が一番キレイだと個人的に思います。
と言うのも、完全に開き切ると先端のピンクも濃くなりほとんどリトルプリンスと見分けがつかなくなるからです。
プロテア オータムプリンスは日本で流通が始まったばかり(※2025年現在)のニューフェイスです。
流通が安定するまでは中々お目にかかれない貴重な品種になりますが、育てやすい品種ですので何年かしたら流通も安定し、リトルプリンスやスパイキーホワイト同様定番品種の仲間入りを果たすのではないかと考えています。
育てる環境
わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
わが家では、プロテア オータムプリンスを1日中日の当たる南向きの庭で育てています。
プロテア オータムプリンスは風通しが良く、1日中日の当たる環境でよく育ちます。ただし、日本の場合は夏が暑すぎること、日差しが強すぎることで葉が焼けたり花芽が固まって開かないなど、必ずしも屋外栽培が適しているとも言い難い昨今の状況です。
軒下や遮光シートの使用など、夏は暑さや強すぎる日差しから守れる環境であると安心して育てることができます。
冬の寒さには比較的強く、霜や寒風にもある程度耐えます。少量の積雪であれば問題ありませんが、何日も雪に覆われたりすると枝が折れることもあります。
プロテア オータムプリンスの栽培でおすすめなのは鉢植えですが、条件がそろえば地植えで育てることも可能です。
用土
プロテア オータムプリンスは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。
プロテアをはじめオージープランツの土の配合では、鹿沼土をメインに赤玉土、軽石、ピートモス、堆肥などのブレンドが定番ですが、
わが家では、プロテアやグレビレア(一部例外あり)の土には市販の培養土をベースで使うことが多いです。
わが家が使っているベースの培養度
上記の培養土をベースに、鹿沼土、軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを適宜配合した土を使用。
風通しと日当たりのいい場所で管理することが前提ですが、プロテア オータムプリンスの土はいかにも水捌け重視のサラサラした配合よりも、多少水保ちと肥料保ちのいい培養土の方が生育も良く、水管理も楽な印象です。
水やり
プロテア オータムプリンスへの水やりは、鉢植えであれば土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えると良いです。
水を好む植物であること、特に花芽を形成するタイミングと花芽を膨らませているタイミングは普段に増して水を欲しがるため、土が湿っていようと毎日灌水を行うようにしています。
花芽を形成している夏場に一度でも水を切らすと開花は絶望的と思っていいほど、水切れにはシビアです。
プロテア栽培において、根腐れの失敗よりも水切れの失敗の方がより深刻だと経験を通して感じています。
とにかく「迷ったら水やり」。これにつきます。
肥料
プロテアの花を翌年も咲かすために、生育期に定期的な追肥が欠かせないと私は考えています。
たとえばお迎えしたプロテアの苗の表土にご注目。
厚い苔の層がびっしりと表土を覆っている様子から、生産者様のところでは定期的な液肥の散布が行われていたことがうかがえます。
水捌けの良い土に、定期的な液肥により安定した花芽の形成をもたらせていると推測するのですが、それはプロだから成せる業。
素人が狙ってプロテアの花芽を付けさせることは難しいので、その確率を少しでも上げるため、わが家では緩効性の固形肥料と液肥、活力剤を定期的に与えています。
使っている肥料はこちら
固形肥料に『両筑プランツショップ』のリン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」をチョイス。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつ一部ヤマモガシ科の植物にも安心して与えることができる配合で作られています。
固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで、リン酸成分の高くない芝用の液肥と近年話題のバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。
プロテアは栄養が不足すると葉色が黄色くなったり花芽がつかなかったりと、そのサインが顕著に現れます。
また、暑い夏、寒い冬を乗り切るためにも活力剤の散布も心強い味方となるので、プロテア栽培には積極的に使っていきたいアイテム達です。
剪定
プロテア オータムプリンスの剪定は、開花後の剪定と、生育を促進するための剪定があります。
開花後の剪定
- 開花が終わったら、任意の位置で切り戻し(剪定)します。
- これにより、翌年の開花に向けた準備を整えることができます。
生育促進のための剪定
- 伸ばし放題にしてしまうと花芽がつきにくいことがあります。
- 1年に数回、剪定することで、剪定した部分から花芽が伸びてきます。
- 剪定によって株の生育を調整し、花をたくさん咲かせるように促すことができます。
本格的な剪定は花後、葉が残る任意の位置で切り戻します。基本どこで切っても株が健康であればいたる所から新芽が吹き出します。
プロテア オータムプリンスを実際に育ててみた感想
まだ育て始めたばかりなのでこの後どう成長していくか楽しみな品種です。
地植えもできるポテンシャルを秘めていますが、ひとまず矮化剤が切れるまでは鉢植えで管理を続けてみます。
花は見応えのある蕾の状態が長く続くのも魅力のポイント。花芽の数が増えて余裕が生まれたら蕾の状態でカットして部屋に飾りたいと思います。
この秋は淡いピンク〜ライムイエローがトレンドカラーになりそうです。












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