今回紹介したいプロテアは『プロテア ルビーブラッシュ』
あまりの美しい姿形からお店で見かけるとついついお持ち帰りしたくなる魔性のプロテア ルビーブラッシュ。
わが家にも気がつけば2株お迎え済み。
夏〜秋になると見かける頻度が増えるこのプロテアは、青空によく映えるビタミンカラーの花が特徴的で、一つ置くだけで庭の印象がグッと明るくなります。
性質は強健で育てやすく、成長も早くプロテア栽培が初心者の方にもおすすめ。
プロテア レペンスの系統で、キングプロテアやクイーン系のプロテアとはまた異なる魅力に富んだ品種です
この記事では、『プロテア ルビーブラッシュ』特徴と育て方、成長記録を紹介しています。
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プロテア ルビーブラッシュの成長記録

2株あるうちの一つ。こちらのルビーブラッシュは信州雪香園さんからお迎えした株。
葉のハリも良く、今にも開きそうな色艶の良い花芽が3つも付いていたので衝動買いした株です。

こちらジメジメした梅雨のシーズンにも関わらず、花芽はほとんど傷んでおらず葉の色味も健康な深緑色

2ヶ月かけて季節はすっかり晩夏。硬かった花芽も徐々に開いてきましたが、今回の開花はここがピークのようで、ここからさらに開き切ることはありませんでした。

わが家にあるもう一つの株が渡会園芸さんからお迎えした株。
ひとえに同じ品種と言えど個性の違いから購入に踏み切りました。

こちらのルビーブラッシュ、1つ目の株と比べて先端のピンク色の部分が極端に薄いんです。ほぼ黄色一色、初めて見たさいは同じクレペンス系統の『ハニーグロー』という品種が頭をよぎりました。

タグに映る花と見比べてもその様子の違いは一目瞭然。これはこれで面白いのでとても気に入っています。
残念ながらこの年の夏も例に漏れず暑すぎたためか、花芽はこれ以上開くことなく茶色くなってしまいました。
来シーズンかその先か…次また花芽を拝めるタイミングはわかりかねますが、
次の花芽もまた黄色1色なのかタグ通りのグラデーションカラーなのか、今から楽しみです。
プロテア ルビーブラッシュの特徴とわが家の管理方法

| 学名 | Protea ‘ruby blush’ |
| タイプ | ヤマモガシ科プロテア属 |
| 原産地 | 南アフリカ |
| 耐寒気温 | -5℃前後 |
| 開花期 | 1月〜4月 |
| 日照 | 日向むき |
プロテア ルビーブラッシュは蝋やプラスチックのような硬い触り心地、先端が尖って細長く、スマートな花姿がカッコイイ品種です。
花の色は先端がピンクで徐々にライムイエローへと移り変わる美しい二色構成。甘いスイーツや飴細工を連想させる見た目は庭を一段と華やかにしてくれる存在です。
お花の参考イメージ

恐竜の鱗のようにも見えるエキゾチックな雰囲気の花は他のプロテアとはまた違った魅力に富んでいます。
レペンス系のプロテアで、花もさることながら葉も細長くシュッとしたシルエット。
最終的な株のサイズは樹高幅ともに2〜2.5mほどに成長します。
多くのプロテア同様に花芽の鑑賞期間は長く、姿形が形崩れしにくいことからフラワーアレンジメントとしても利用価値の高い人気品種です。
育てる環境
わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
わが家では、プロテア ルビーブラッシュを1日中日の当たる南向きの軒下で育てています。
ルビーブラッシュは風通しが良く、1日中日の当たる環境でよく育ちます。ただし、日本の場合は夏が暑すぎること、日差しが強すぎることで葉が焼けたり花芽が固まって開かないなど、必ずしも屋外栽培が適しているとも言い難い昨今の状況です。
軒下や遮光シートの使用など、夏は暑さや強すぎる日差しから守れる環境であると安心して育てることができます。
冬の寒さには比較的強く、霜や寒風にもある程度耐えます。少量の積雪であれば問題ありませんが、何日も雪に覆われたりすると枝が折れることもあります。
生育旺盛で脇芽が出やすく、生育期ともなると1ヶ月に10㎝以上伸びることもあります。
その反面で枝が暴れたり樹形が乱れやすい傾向があるため、増えすぎた脇芽は定期的に間引いたり伸びた枝は支柱で支えてあげたりといったメンテナンスは欠かせません。
プロテア ルビーブラッシュの栽培でおすすめなのは鉢植えですが、条件がそろえば地植えで育てることも可能です。
用土
プロテア ルビーブラッシュは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。
プロテアをはじめオージープランツの土の配合では、鹿沼土をメインに赤玉土、軽石、ピートモス、堆肥などのブレンドが定番ですが、
わが家では、プロテアやグレビレア(一部例外あり)の土には市販の培養土をベースで使うことが多いです。
わが家が使っているベースの培養度
上記の培養土をベースに、鹿沼土、軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを適宜配合した土を使用。
風通しと日当たりのいい場所で管理することが前提ですが、プロテア ルビーブラッシュの土はいかにも水捌け重視のサラサラした配合よりも、多少水保ちと肥料保ちのいい培養土の方が生育も良く、水管理も楽な印象です。
水やり
プロテア ルビーブラッシュへの水やりは、鉢植えであれば土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えると良いです。
水を好む植物であること、特に花芽を形成するタイミングと花芽を膨らませているタイミングは普段に増して水を欲しがるため、土が湿っていようと毎日灌水を行うようにしています。
花芽を形成している夏場に一度でも水を切らすと開花は絶望的と思っていいほど、水切れにはシビアです。
プロテア栽培において、根腐れの失敗よりも水切れの失敗の方がより深刻だと経験を通して感じています。
とにかく「迷ったら水やり」。これにつきます。
肥料
プロテアの花を翌年も咲かすために、生育期に定期的な追肥が欠かせないと私は考えています。
たとえばお迎えしたプロテアの苗の表土にご注目。
厚い苔の層がびっしりと表土を覆っている様子から、生産者様のところでは定期的な液肥の散布が行われていることがうかがえます。
水捌けの良い土に、定期的な液肥により安定した花芽の形成をもたらせていると推測するのですが、それはプロだから成せる業。
素人が狙ってプロテアの花を咲かせることは難しいので、その確率を少しでも上げるため、わが家では緩効性の固形肥料と液肥、活力剤を定期的に与えています。
使っている肥料はこちら
固形肥料に『両筑プランツショップ』のリン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」をチョイス。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつ一部ヤマモガシ科の植物にも安心して与えることができる配合で作られています。
固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで、リン酸成分の高くない芝用の液肥と近年話題のバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。
プロテアは栄養が不足すると葉色が黄色くなったり花芽がつかなかったりと、そのサインが顕著に現れます。
また、暑い夏、寒い冬を乗り切るためにも活力剤の散布も心強い味方となるので、プロテア栽培には積極的に使っていきたいアイテム達です。
剪定
プロテア ルビーブラッシュの剪定は、開花後の剪定と、生育を促進するための剪定があります。
開花後の剪定
- 開花が終わったら、任意の位置で切り戻し(剪定)します。
- これにより、翌年の開花に向けた準備を整えることができます。
生育促進のための剪定
- 伸ばし放題にしてしまうと花芽がつきにくいことがあります。
- 1年に数回、剪定することで、剪定した部分から花芽が伸びてきます。
- 剪定によって株の生育を調整し、花をたくさん咲かせるように促すことができます。
プロテア ルビーブラッシュは生育旺盛につき、花芽が膨らんでいく過程の最中から蕾の傍からたくさんの新芽がすくすくと伸びてくる品種です。そのままにしておくとたとえ綺麗に開花しても花は脇芽に隠れてしまいます。
不要な脇芽はこまめに取り除いてあげると、花もよく見え樹形も崩れにくいです。
本格的な剪定は花後、葉が残る任意の位置で切り戻します。基本どこで切っても大丈夫ですが、上に上に伸びる習性があり、ほっとくと下葉が落ちていくため思い切った切り戻しが樹形維持の秘訣になります。
プロテア ルビーブラッシュを実際に育ててみた感想
プロテア ルビーブラッシュは日本で流通しているプロテアの中でも比較的育てやすい印象です。
成長も早く、条件が合えば地植えで育てることも可能。
水と肥料をしっかり与えていれば花付きも良く、プロテア栽培が初心者の方にも安心しておすすめできる品種です。
ただし、花芽をつける時期(流通時期)が梅雨頃から夏にかけてとプロテア栽培最大の難所シーズンであること。それゆえ、最後まで綺麗に咲かせ切ることがとても難しい品種でもあります。
強健で枯れにくい長所を活かして、気長に管理のコツを掴んでいきたいと思います。











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