どうも!ほほなっつです。
今回紹介したい植物はプロテア!それも超希少価値の高い〝キングホワイト〟
世界一高い切り花、お花の王様としても知られるプロテアの大鉢との奇跡的な出会いがあり、
勢い余って連れて帰ってしまったのが2年前の冬の話。
これまでの成長記録を振り返り記事にまとめてみました
この記事では『キングプロテア ホワイト』の育て方と、わが家の管理方法を成長記録とともにを紹介しています。
『キングプロテア ホワイト』開花までの記録
ネイティブフラワーの王様といわれるプロテア。
蕾だけでも納得の存在感があります。
太陽の光の加減で細かなラメをまぶしたかのような細かな産毛がキラキラ輝く様はまさに純白
蕾がついてる枝以外に3本展開していますが、これはおそらく葉芽。
以前より育てていたキングプロテアの園芸手『リトルプリンス』と比べてもこの身長差!
ラベルまで神々しい・・・この写真のような圧巻のお花が果たして無事に咲いてくれるのであろうか。
どうやら咲いてくれそう!
蕾付きの株を購入してから1ヶ月ほど。徐々に蕾が膨らみ開いてきました!
開いてくると開花はもう目前!
とても水を欲しがるようになり、朝たっぷりと水をあげても夜になると土の表面はカラカラ
開いてきたな〜と変化を感じ取った日から数えて、ここまで開くまでにかかった日数は2日ほど。
そしてこちらが完全に開花した状態
とてつもない迫力。キングの名に相応しい貫禄のある姿に時を忘れて見入ってしまいます。
できればずっとこの状態でお庭に置いておきたいくらいですが、
綺麗な状態でドライフラワーにしたいので意を決してカット。
2〜3日は生花としてリビングで堪能したのち、ドライアップへ
ドライアップ完了後のキングホワイト。色はくすみますが存在感は衰えず。
念願だった庭産のプロテアでドライフラワーを作ることができました。
『キングプロテア ホワイト』の特徴
学名 | Protea |
タイプ | ヤマモガシ科プロテア属 |
原産地 | 南アフリカ |
耐寒気温 | 0℃前後 |
開花期 | 5月〜10月 |
日照 | 日向むき |
エキゾチックな花を咲かせるプロテアですが、中でも直径20cmほどにもなる花を持つキングプロテアが代表的。
日本でも切り花や苗が多く流通している「プロテア」ですが、約1億年前から存在しているといわれています。
南アフリカなどに分布するヤマモガシ科のプロテアは、日本では綺麗にドライフラワーになることから切り花などで人気が高まり、近年のオージープランツブームの中心的存在として、苗の流通も増えてきました。
乾燥に強く、ドライガーデンやロックガーデンに向く植物です。
わが家でもロックガーデンに地植えで育てている品種もあります
『キングプロテア ホワイト』の育て方
キングプロテア 、およびクイーン系のプロテアは日本で育てるのが難しいとされていますが、環境とコツさえ掴めば意外と手のかからない植物です。
「毎年花を咲かせてやるんだ」としたら難易度は上がりますが、「とにかく株さえ無事に育っていれば花はおまけで」くらいの気持ちであればそこまで難しくありません。
置き場所
キングプロテア ホワイトの置き場所は、日当たりが良く、風通しの良い場所。
耐寒性がやや弱いので庭植えは関東地方以南の太平洋側で。冬場は根元に腐葉土などでマルチングし、防寒。寒い地方では鉢植えにして冬季は室内にとりこむ。
ただし、常に室内に置いておくのも良くありません。
寒くなる夜間だけ屋内(玄関など)に避難して、日中は外に出して思いっきり日に当てる。
もうこれオージープランツ育ててたら耳タコなくらいテンプレなんですが、キングプロテア ホワイトも例に漏れずこのパターンです。
多湿にも弱いため、特に長雨は注意。雨も霜も夏の直射日光も防げる軒下での管理が適しています。
花に雨が当たるとシミになるので、わが家では軒下で管理しています。
水やり
乾燥に強く、多湿に弱いので水のやり過ぎに注意。
春から秋は土が乾いていたら水をしっかりとやります。鉢植えの場合は鉢底から水がしみだすくらいに、たっぷりと水やりますしょう。
これもオージーテンプレ。
ただし、花芽がついている状態でのプロテアは水をガブガブ飲みます!
一回の水切れで花が咲かなくなってしまう為、土の表面は常に湿ってる状態を保つくらいが丁度いいのかもしれません。
わが家では雨の日以外はほぼ毎朝水をあげて、土表面は常に湿っている状態をキープさせてたよ
用土
排水の良い酸性よりの土を好みます。鉢の植え替えには、リン酸の含まれていないブルーベリー用の用土が向いています。
我が家がプロテアの用土に使っている土は、豪花舎さんの『ネイティブの土』。
うちのオージー達は大体この土だよ
プロテアに使う用土を自分で配合する場合、我が家では 下記の配合の土を使っています。
かなり水捌け重視の配合ですが、これをベースに「ネイティブの肥料」を適量与えてすくすく育っています。
肥料
プロテアはもともと栄養素を作り出す細菌類を持っている植物で、乾燥したやせた土に自生しています。なので肥料はほとんど必要ありません。
肥料を与えすぎると枯れてしまうので、施す場合もごく少量。特にリン酸を多く含む肥料には弱いので、窒素系の肥料を選びます。
病害虫と対策
カイガラムシやハダニがつくことがあります。見つけたら歯ブラシなどで擦り落とします。
剪定や切り戻し
花を残したままにしておくと株が傷むので、花が咲来終わった頃合いを見て剪定します。
わが家でも花後剪定に備えて本格的な剪定鋏を買いました
花はドライフラワーとしても長く楽しむことができます。
実際にプロテアをドライフラワーにして飾っている様子。
変わらぬ存在感で、お庭の主役の後はインテリアの主役としても活躍してくれます。
増やし方
キングプロテアは挿し木で増やすことができます。発根率も意外と悪くありません。
我が家でも実際にプロテアの挿し木に成功しております。秋頃に剪定し、そのまま挿し木。
発根を待つこと4ヶ月、冬の半ば1月頃に無事根が出ました。
待ちきれず途中で何度も抜いちゃったけど、無事に7本中5本が発根!
夏対策
多湿に弱いプロテアは夏が一番の鬼門。
梅雨の長雨から始まり、35℃を超える夏の暑い日差しと急に降るゲリラ豪雨・・・止んだと思いきや強い日差しの照り返し!
このコンボで数多のオージープランツ達が★になります。
残念ながら日本で育てていく以上、夏の暑さと蒸れから逃れる手段はありません。
かと言って屋内で育てられる植物でもないため、外でできる基本的な日除け&雨対策を施します。
35℃を超える日の日差しは寒冷紗など被せて日除け。
雨は直接当たらない場所への移動。
多湿はダメだけど水切れはもっとNG! 夏の水やりは朝方、もしくは夕方涼しくなってから行います。
冬対策
キングプロテアの耐寒気温はおおよそ0℃ほどと言われています。
暖かい地域でなら十分外で冬越しできる気温ですよね。実際に我が家でも冬場は不織布を巻く程度で夜間も軒下管理です。
ただし、0℃を下回る日に限っては屋内(玄関)に避難させていました。
同じく耐寒性0℃のバンクシアブレクニフォリアとともに一夜を過ごすことが多くありました。
『キングプロテア ホワイト』のある暮らしを楽しもう
運悪くこのキングプロテアを迎えた年は記録的な大寒波襲来の年で、私が住んでいる地域でも最低気温は氷点下ラッシュ。
最大で-5℃という、半耐寒性植物の耐寒デッドラインを記録した夜もありましたが、特に傷むことなくその年の冬を越すことができました。
夏も同様に、軒下で涼しく管理しているおかげか、枯れることなくすくすくと成長を続けています。
キングプロテアを栽培する上で気をつけたいポイントもたくさんありますが、身構えてしまうほど難しい植物ではないと栽培を続けて気づきました。
お庭にキングプロテアが咲き誇っている姿を想像したらワクワクしますよね!
それだけで挑戦してみる価値は十分あると思います。
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