今回紹介したいバンクシアは『バンクシア オルナータ』
バンクシア オルナータは砂漠のバンクシアの俗名を持つ、その名の通り砂漠に生息するバンクシアです。
幼苗のうちは羊毛のような毛が葉にぎっしり覆うため、シルバーリーフのような見た目が美しい品種。
花は実物を見たことないのでわかりませんが、現地の画像を見た限りでは、どことなくセラータやアエムラに似ている様子。サイズ感はオルナータがやや小ぶりな印象。
砂漠に生息するようなバンクシアがはたして高温多湿でジメジメしてる日本でどこまで育つのか・・・
苗をお迎えしたので栽培チャレンジしてみます。
この記事では、『バンクシア オルナータ』を育ててみた感想と成長記録を紹介しています。
バンクシアオルナータの成長記録
ずっと気になってたオルナータさん、行きつけの園芸店で最安値の苗を発見してお迎えしました。
まだまだ吹いたら飛んでいきそうなくらい小さな幼苗ですが、小苗だからこそ楽しめるふわふわの葉とシルバーリーフがとっても魅力です。
生まれたてほやほやの新芽には細かな産毛がぎっしり生えていて、それがお日様の光に照らされて輝いて見えます。
葉は見た目もふわふわ、触ってもふわふわ。正直花が咲いていなくても十分魅力的。
花も負けず劣らずのふわふわした見た目。
実物を見たことがないので触り心地まではわかりませんが、きっと“ごわふわ”っとした触感に違いありません。
お迎えして間もないオルナータですが、砂漠のバンクシアは果たして日本で無事に育つのでしょうか。
半年後の様子
随時更新予定
バンクシアオルナータの苗は、『四国ガーデン』さんのネットショップで定期的に販売されています。
バンクシア オルナータの特徴とわが家の管理方法
学名 | Banksia ornata |
タイプ | ヤマモガシ科 |
原産地 | オーストラリア南部、北西部 |
耐寒気温 | -5℃前後 |
開花期 | ー |
日照 | 日向むき |
バンクシア オルナータは別名砂漠のバンクシアと呼ばれ、オーストラリア南部、北西部の砂漠地帯に自生している品種。
花はクリーミーな淡黄緑色で、幼い葉は羊毛を身に纏ったとても美しい魅力的な低木です。
お花の参考イメージ
幼苗のうちは全体的に毛深く、薄い灰色の樹皮と茎が特徴ですが、成長すると毛はなくなります。
オルナータはバンクシアセラータやアエムラと近縁と言われており、確かに花の様子はセラータのピグミーポッサムあたりとよく似ています。
高木のセラータやアエムラに比べたら、通常、高さ約3mほどのオルナータははるかに小さく、見た目もふさふさしています。
リグノチューバは形成しないみたいです。
育てる環境
わが家の栽培環境は、千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
高温で乾燥した気候での栽培に適しており、寒い地域や夏に湿度の高い地域での栽培は難しいとされています。
日当たりと風通しの良い環境と、砂質で水はけの良い土壌が必要なのはオーストラリア西部出身のバンクシアと変わらずのようです。
わが家では、バンクシアオルナータをよく日の当たる軒下で管理して、夏は常にサーキュレーターをフル稼働で回しています。
日当たりのせいか水はよく乾くので、夏場は表土の様子をみて1日おき、もしくは2日おきに灌水。
砂漠出身のオルナータは適度な耐寒性もあるようで、生産者様のタグにも耐寒-8℃と記載されています。
夏よりも冬の方が安心して育てられそうですね。
用土
5号ポットで迎えたバンクシア オルナータの土には【四国ガーデンオリジナル】ネイティブプランツ専用培養土が使われていました。
現地の育て方を調べてみても、「水はけの良い砂質の土壌で最もよく育ちます」と書かれているように、四国ガーデンさんの土も水捌けに優れており、東西問わずどのバンクシアにも使えます。
もちろんバンクシア意外のオージープランツにも◎
水やり
バンクシア オルナータの栽培で気をつけたいのが水やりの頻度です。
土が常に湿った状態は避けたいので、水やりは土の表面が乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えています。
基本的には日当たりと風通しの良い場所で管理しているので、水の乾きも早く、夏の晴れた日であれば1日で表土は乾き切っている様子です。
もう一つの目安として、わが家ではスリット鉢で管理しているのですが、スリットの穴を覗いて土が乾いていれば灌水を行います。
「水は好きだけどいつまでも湿った状態を嫌い、特に夏場の蒸れはNG」この匙加減がなんとも気を使いますね。
肥料
バンクシア オルナータの肥料には『両筑プランツショップ』で購入した、リン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」を定期的に与えています。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつバンクシアにも安心して与えることができる配合で作られています。
固形肥料の他に、2価鉄イオン[Fe2+]を供給してくれる『鉄力あくあ』と
植物を超元気にしてくれる活力剤『HB101』を株の様子を観察しながら与えています。
剪定
バンクシア オルナータはリグノチューバを形成しない種なので、強い剪定はリスキーな場合があります。
わが家では、軽く枝先を整える程度切ることがありますが、まだまだ幼苗なので季節と株の状態を見ながら行っています。
オルナータは日本の環境でどこまで育つか
シルバーリーフのような白い葉と、ふわふわな見た目に惹かれてお迎えしたバンクシアオルナータ。
オルナータの栽培情報は日本国内で探してもまだほとんど見つからず、毎日が手探りの状態で育てています。
この産毛たっぷりの葉は夏の湿度に弱そうな印象しか与えませんが、迎えて1年目の夏はひとまず無事に乗り越えてくれそうです。
秋と冬、そして2度目の春を迎えたところでどの程度育っているか、
1年後の生育の様子や、もう少し育て方のコツやら水やりのタイミングなど掴み次第、また追記で共有してまいります。
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