今回紹介したいバンクシアは『バンクシア テルマチアエア』
この記事では、『バンクシア テルマチアエア』の特徴と育て方・成長記録を紹介しています。
バンクシア テルマチアエアの成長記録

早野園芸さんの6号苗をお迎えして、バンクシア テルマチアエアの栽培がスタートしました。
すでに幹もがっしりしたボリュームのある株です。今後の成長が楽しみですね。

テルマチアエアの置き場所は1日中日の当たる屋外スペースです。

時にはハンキングさせてみたり、置き場所をコロコロ変えながら相性の良さそうな場所を模索する日々。
お迎えから1年経過した様子

結局最初に置いた場所が一番しっくりきていたのでそこに定住。
お迎えから1年で株のボリュームが一回り以上大きく成長しております。

暴れ放題の引きった枝葉で株元が覗けないほど。一番伸びた枝の先端部分は自重に耐えかねて地面についてしまっています。

幹も一回り太くなりました。あとは花芽がつくのを待つばかりです。
バンクシア テルマチアエアの特徴とわが家の管理方法
| 学名 | Banksia telmatiaea | 
| タイプ | ヤマモガシ科 | 
| 原産地 | オーストラリア西海岸南部の湿地や沼地 | 
| 耐寒気温 | -5℃前後 | 
| 開花期 | ー | 
| 日照 | 日向むき | 
バンクシア テルマチアエアは「スワンプフォックス バンクシア 」「マッシュバンクシア」等とも呼ばれる低木。
原産地はオーストラリアの海岸沿いの湿地などにあります。
バンクシア テルマチアエアはブッシュ状にワサワサと拡がりながら成長します。花がない状態ではビオラセアやヌタンスと見た目はうり二つです。
成長速度が速く、剪定にも良く反応するのですが、やや花芽が付きづらい印象です。
みきの太さと枝葉のボリュームから「今年こそは!」と意気込むのですが毎年不発に終わります。
花の開花期間が初夏から晩秋。花の色は淡いピンクからイエローのグラデーションが美し色合いです。
お花の参考イメージ

花の形状もビオラセアとうり二つです。
育てる環境

わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
わが家では、バンクシア テルマチアエアを日当たりのいい南向きの庭で育てています。
夏は遮光シートをかけて涼しく管理しています。
冬は根を凍らせないことを意識して日中の暖かい時間に灌水。株元にはココヤシでマルチングを施しています。
テルマチアエアの管理の仕方でおすすめなのがやはり鉢植え管理になりますが、これだけタフなら地植えチャレンジも案外成功するのでは?と期待しております。
とは言え苗の流通がほとんど行われない今の現状、この大変希少な株で実験する勇気は私にはありません。
用土
バンクシア テルマチアエアは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。
わが家では、硬質鹿沼土と硬質赤玉土の小粒をベースに、市販の培養土と軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを配合した水捌けのいい土を使用。
余分な水分を溜め込まないようやや小さめの鉢で管理しているのですが、かなり水を欲しがるためある程度水持ちのいいサイズの方が都合がいいかもしれません。
水やり
バンクシア テルマチアエアの水やりは、土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えています。
テルマチアエアは別名スワンプバンクシアとなのつく通り、他のバンクシアと比べてもかなり水を欲しがる印象です。
現にわが家でも冬以外は毎日灌水に追われており、とくに夏場は1日で乾いてしまうため、朝晩の潅水はほぼ必須な状態です。
肥料
バンクシア テルマチアエアの固形肥料には『両筑プランツショップ』で購入した、リン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」を定期的に与えています。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつバンクシアにも安心して与えることができる配合で作られています。
 ポチップ
					ポチップ
				固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで液肥とバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。
 ポチップ
					ポチップ
				 ポチップ
					ポチップ
				剪定
バンクシア テルマチアエアは成長速度が速く、お日様の当たる方角目指して枝がクネクネと伸びてきます。
放っておいても自然と枝分かれしてブッシュ状にボリュームは増す一方ですが、その分蒸れやすくなってしまう為、定期的に余分な枝のカットと伸びすぎた枝を落としてあげる剪定が効果的です。
剪定に対する反応もよく、剪定後2週間あまりで新芽がふきだします。
バンクシア テルマチアエアを実際に育ててみた感想
バンクシア テルマチアエアについてはまだまだ謎が多く、栽培についての情報も少ないため手探りで育ている状態です。
成長速度も速く、気を使わずじゃぶじゃぶと水を与えられる点でも育てやすさを感じています。
強健でタフだという印象も受けますが、それにしても花が付きづらいなという面も感じています。
土の量が足りない?栄養が足りない?日照が足りない?まだまだわからない事だらけではありますが、いつか花を咲かせてくれることを夢見てじっくり気長に育てていくつもりです。
情報は随時追記してまいります。





 
					 
					 
					 
	





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