今回紹介したいテロペアは『エンチャンテッドレッド』
日本でも流通が始まったばかり(*2025年現在)の新品種『エンチャンテッド』シリーズ。
エンチャンテッドは日本語で「魅了する」「魅惑の」「魔法にかけられて」などの意味があり、その名の通り魅了するテロペアのシリーズが今回新たに流通の始まったテロペア エンチャンテッドシリーズになります。
育て方は既存シリーズの『シェイディレディ』と同じ? 日陰と日向、どちらの環境が栽培に適しているの?
この記事では、『テロペア エンチャンテッドレッド』特徴と育て方、成長記録を紹介しています。
その他人気のテロペア


テロペア エンチャンテッドレッドの成長記録

日本で流通が始まったばかりのエンチャンテッドシリーズ
3種類(レッド、ドーン、フレイム)出回った中で、おそらく最も流通量の多いレッドをお迎えしました。
エンチャンテッドレッドは原種の選抜種なので葉の雰囲気も花の姿形も原種シッシマと瓜二つ。私には見た目の区別がつきません。
今回お迎えした株は渡会園芸産の2本立ちの株。

真冬にお迎えした株ですが、春に開花を控えた蕾が2つ確認できました。
冬の寒い時期にお迎えした株ですが、屋外ノーガードでもお構いなしに蕾が膨らんでいきました。さすが際今日オージープランツの呼び声たかいテロペアです。

2月の終わり頃から徐々に開花が始まって、4月に満開。咲き始めから数えて2ヶ月と、鑑賞期間が長いのもテロペアの魅力ですね。

真っ赤な大きな花が魅力的なテロペアですが、私はこのロウを固めたような手触りのピロピロした部分が特に好きです。

花の見頃が終わったタイミングでバッサリ剪定。
今回は大体全体の半分ほどの位置でカットしてみましたが、テロペアは葉のない位置で切っても株が健康なら芽が出てきます。
この株も剪定後、根本から3本目の枝がニョキニョキと伸びてきました。
テロペア エンチャンテッドレッドの特徴とわが家の管理方法

| 学名 | Telopea enchanted red |
| タイプ | ヤマモガシ科 |
| 原産地 | オーストラリア |
| 耐寒気温 | -8℃前後 |
| 開花期 | 3月〜5月 |
| 日照 | 日向むき |
テロペアは花径10cmほどの真っ赤な花を咲かせるオーストラリア原産花木でワラタとも呼ばれています。
シドニーのあるニュー・サウス・ウェールズ州が主な自生地で、州の代表花にも選ばれているほど人気のある花木です。
テロペア(Telo+pea)は、「遠くからでも見える」というギリシャ語に由来しており、真紅に燃えるような赤い花はワイルドは風貌が多いオージープランツの中でも一際派手で目立つ姿形をしています。
テロペア エンチャンテッドレッドは原種のテロペア『スぺシオシッシマ』の選抜種になり、原種の持つ力強さとダイナミックな姿形をそのまま踏襲しており、大きな赤い花と鋸状のギザギザした葉が特徴。
お花の参考イメージ

エンチャンテッドレッド(Enchanted Red)は、「魅惑の赤」という意味合いを含む、日本ではまだまだリリースされたばかりのニューフェイスです。
テロペアは苗としての流通も希少ですが、切り花としての流通はもっとレア。仮にもし見かけても苗よりも高価だったりもします。
そんな切り花を毎年お庭で収穫できたら素敵ですよね。
育てる環境
わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
わが家では、テロペア エンチャンテッドレッドを1日中日の当たる南向きの庭で育てています。
「カンカン照りの日向よりも日陰で育つ」とよく耳にするテロペアですが、わが家で育てているテロペアは一部の品種を除き、殆どがカンカン照りの日向で育てています。
一部の品種と言うのが『シェイディレディピンク』と『ブレードウッドブリリアント』です。
これらの品種も日向に弱いわけではないのですが、急に強い日差しに当ててしまうと葉が焦げて落ちてしまうため、徐々に環境を慣らしていく必要があります。
その点原種の力強さを併せ持つエンチャンテッドレッドは夏の日差しにも問題なく即座に順応。
「テロペアは日陰を好む」と言うよりかは「日陰でも育つ」と言うのが私の見解です。
わが家では、こちらのエンチャンテッドレッドをはじめ、ピンク以外のシェイディレディ(赤、黄、白)も日当たりの良い屋外で育てています。
もちろん定説通り明るい日陰でも生育不良を起こすことなく育てることができるのですが、日向と日陰、両方で育ててみた結果、わが家では日向で育てている株の方が成長が早く、がっしりとした株に育っているので、どちらかといえば日向管理を推奨しております。
テロペア全般に言えることですが冬の寒さにも強く、マイナス8度までは耐えられるため、積雪のない温暖な地域であれば地植えで育てることも可能です。
用土
テロペア エンチャンテッドレッドは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。
わが家では、市販の培養土をベースに軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを配合した土を使用。
風通しと日当たりのいい場所で管理することが前提ですが、テロペア エンチャンテッドレッドの土はいかにも水捌け重視のサラサラした配合よりも、多少水保ち肥料保ちのいい培養土の方が生育良く感じます。
わが家では、プロテアやグレビレア(一部例外あり)の土には市販の培養土をベースで使うことが多いです。
水やり
テロペア エンチャンテッドレッドへの水やりは、土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えています。
花芽が膨らみ始める2月頃から開花へ向かう4月にかけては水を欲しがりますので、鉢植えであれば灌水のペースを上げます。
花が咲き終わってからは乾くスピードが顕著に落ちますので、土の渇きをよく観察しながら必要に応じて灌水するようにしています。
花芽をつけていないテロペアは、それほど水を必要としない印象です。もちろん育てている環境に左右されますので、よく観察して灌水のタイミングを掴んでください。
肥料
わが家では、テロペア エンチャンテッドレッドの固形肥料に『両筑プランツショップ』で購入した、リン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」を定期的に与えています。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつバンクシアにも安心して与えることができる配合で作られています。
固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで液肥とバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。
剪定
テロペア エンチャンテッドレッドの剪定は、開花後の剪定と、生育を促進するための剪定があります。
開花後の剪定
- 開花が終わったら、任意の位置で切り戻し(剪定)します。
- これにより、翌年の開花に向けた準備を整えることができます。
生育促進のための剪定
- 伸ばし放題にしてしまうと花芽がつきにくいことがあります。
- 1年に数回、剪定することで、剪定した部分から花芽が伸びてきます。
- 剪定によって株の生育を調整し、花をたくさん咲かせるように促すことができます。
テロペア エンチャンテッドレッドを実際に育ててみた感想
エンチャンテッドレッドはテロペアの中でも一際強健の『スペシオシッシマ』の選抜品種と言うだけあり、とても育てやすい印象です。
プロテアやバンクシアと比べても長寿で、日本の四季に適応する数少ないオージープランツの一つでもあります。
特徴的な大きな赤い花とワイルドな鋸葉は鑑賞価値が高く、実際切り花として売られているテロペアはとても高価だったりもします。
地植えできる環境が揃っているならぜひシンボルツリーにおすすめしたい。そんな魅力あふれる植物です。











コメント