幻の白いテロペア『シェイディレディホワイト』地植えで育ててみた感想

今回紹介したいテロペアは『シェイディレディホワイト』

日本でオージープランツと言えばプロテアやバンクシアが人気ですが、ここ数年じわじわと人気が上がってきているテロペア。

近年では流通する品種も増えて、とうとう幻の白いテロペア『シェイディレディホワイト』もラインナップに加わり、ますますテロペア界隈が盛り上がっています。

ただし、白いテロペアの栽培情報などはまだまだ無いに等しく、せっかくお迎えできてもほとんど独学、手探りで育てていくしか無いのが現状です。

この記事では、『テロペア シェイディレディホワイト』特徴と育て方、成長記録を紹介しています。

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目次

テロペア シェイディレディホワイトの成長記録

純白のテロペア『シェイディレディ ホワイト』がとうとうわが家の庭にやってきました。

これまで海外のブログやSNSでしかお目にかかれなかった幻のテロペアです。

存在を知った数年前から欲しくて欲しくて、日本での流通を待ち望んでいた品種がとうとう出品されたと知り、車で高速を走らせること片道2時間かけて連れ帰ってきました。

このタグだけで白米がいけますね。

お迎えした株はすでに開花ピークを過ぎて脇目もピョコンと伸びてきていますが、そんなことは何の問題でもありません。

生産者様いわく、このまま即地植えできる安定した株だということ。そうこれが大事。そうと聞けば即地植えです。そして来シーズンに向けての株作り、すなわち剪定です。

その前に、まさに今が開花ピークのシェイディレディレッドと並べて、希少な紅白テロペアを堪能。

これが意外と良い! ということで、レッドのま隣にホワイトの地植え敢行。この場所は日当たり抜群の一等地なので今後の成長にも期待できます。

花の見頃が終わったタイミングでバッサリ剪定。

今回は大体全体の半分ほどの位置でカットしてみましたが、テロペアは葉のない位置で切っても株が健康なら芽が出てきます。

この株も剪定後、1ヶ月ほどでニョキニョキと新枝が伸びてきました。

テロペア シェイディレディホワイトの特徴とわが家の管理方法

学名Telopea shady lady white
タイプヤマモガシ科 
原産地オーストラリア
耐寒気温-8℃前後
開花期3月〜5月
日照日向むき

テロペアは花径10cmほどの真っ赤な花を咲かせるオーストラリア原産の花木でワラタとも呼ばれています。

テロペア シェイディレディホワイトは白い花を咲かせるテロペアで、日本ではまさに今流通が始まったばかり(※2025年現在)のニューフェイスです。

お花の参考イメージ

テロペアと言えば赤い花を頭に浮かべますが、シェイディレディホワイトは真っ白な花を咲かせます。

オーストラリアでは“ブライダルガウン”という別称つけられており、その名の通り純白のウェディングドレスさながらの美しい色姿形。

シェイディレディ レッドやピンクと同じスペシオシッシマ×オレアデスの掛け合わせで誕生した園芸品種です。

成長イメージ

こちらは海外のお宅に植えられているシェイディレディホワイト。日本では中々お目にかかることのできない貴重なテロペアの大木の様子です。

樹高幅3m×3mと言われてもあまりピンとこないのですが、こうして見ると普段目にしてる苗のテロペアとはまるで雰囲気が異なります。

育てる環境

わが家の栽培環境

わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。

わが家では、テロペア シェイディレディホワイトを1日中日の当たる南向きの庭に地植えして育てています。

「テロペアは日陰を好む」と言うよりかは「日陰でも育つ」と言うのが私の見解です。

実際によく日のあたる花壇に地植えしたテロペア シェイディレディレッドはここ数年生育良く育っているため、似たような性質を持つシェイディレディホワイトも日当たりの良い花壇で成長を期待しています。

夏の暑さと蒸れで調子を崩すこともあるため、6月〜9月の間は特に風通しの良い環境で、35度以上の日は遮光してあげると葉焼けを回避することができます。地植えの場合は株元へのマルチングも効果的です。

わが家では、地植えオージーのマルチングにベラボンや砂利、軽石などを使用。3㎝〜ほど株元を覆うように敷き詰めて、過度な乾燥や霜、夏の日差しから根を守っています。

テロペア全般に言えることですが冬の寒さにはとても強く、マイナス8度までは耐えられるため、積雪のない温暖な地域であれば地植えで育てることも可能です。

用土

テロペア シェイディレディホワイトは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。

わが家では、市販の培養土をベースに軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを配合した土を使用。

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風通しと日当たりのいい場所で管理することが前提ですが、テロペア シェイディレディホワイトの土はいかにも水捌け重視のサラサラした配合よりも、多少水保ち肥料保ちのいい培養土の方が生育良く感じます。

わが家では、プロテアやグレビレア(一部例外あり)の土には市販の培養土をベースで使うことが多いです。

水やり

水やりは育てている環境に大きく左右されますので、参考程度に留めてください。

テロペア シェイディレディホワイトへの水やりは、鉢植えであれば土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えると良いです。

わが家は地植えで育てているので基本的には降雨任せにしておりますが、1週間以上晴れが続くようなら適宜水やりをしています。

花芽が膨らみ始める2月頃から開花へ向かう4月にかけては水を切らさないよう注意が必要です。

花が咲き終わってからは乾くスピードが顕著に落ちますので、土の渇きをよく観察しながら必要に応じて灌水するようにしています。

花芽をつけていないテロペアは、それほど水を必要としない印象です。もちろん育てている環境に左右されますので、よく観察して灌水のタイミングを掴んでください。

肥料

わが家では、テロペア シェイディレディホワイトの固形肥料に『両筑プランツショップ』で購入した、リン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」を定期的に与えています。

この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつバンクシアにも安心して与えることができる配合で作られています。

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固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで液肥とバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。

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剪定

テロペア シェイディレディホワイトの剪定は、開花後の剪定と、生育を促進するための剪定があります。

開花後の剪定

  • 開花が終わったら、任意の位置で切り戻し(剪定)します。
  • これにより、翌年の開花に向けた準備を整えることができます。

生育促進のための剪定

  • 伸ばし放題にしてしまうと花芽がつきにくいことがあります。
  • 1年に数回、剪定することで、剪定した部分から花芽が伸びてきます。
  • 剪定によって株の生育を調整し、花をたくさん咲かせるように促すことができます。

テロペア シェイディレディホワイトは開花後の春〜初夏にかけてが切り戻しの適期になります。それよりも素速なると来シーズンの花芽を落としてしまうリスクがあるため注意が必要です。

切る位置は任意の位置になります。基本どこで切っても株が元気であればどこからでも新芽がふき出してきます。

テロペアシェイディレディホワイトを実際に育ててみた感想

純白のテロペア『シェイディレディホワイト』がわが家の庭にやってきました。

あまりにも貴重な苗につき取り扱いも慎重に…当初は鉢植えで手厚く育てていくつもりでいましたが、生産者様いわくシェイディレディレッドに負けないくらい堅強で地植えもOK!

ともあらば地植えで大きく育てたくなるのがオージープランツの魅力に取り憑かれたものの性です。

幸い今の所日本の暑すぎる夏も順調に乗り越え、たくさんの新芽を伸ばして来シーズンに向けて生育爆進しております。

海外のSNSで見た圧巻のシンボルツリーを目指して、白いテロペアの木を育ててまいります

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