今回紹介したいリューコスペルマムは『カーニバルレッド』
リューコスペルマムはプロテアやグレビレアと並ぶ日本ではお馴染みのオージープランツ(南アフリカ出身でもありますが)です。
リューコスペルマムの中でも、カーニバルレッドは丈夫で育てやすく、流通量の多さも相まって人気の高い品種です。
わが家でも、初めてお迎えしたリューコスペルマムがカーニバルレッドでした。
この記事では、『リューコスペルマム カーニバルレッド』特徴と育て方、成長記録を紹介しています。
その他人気のリューコスペルマム


リューコスペルマム カーニバルレッドの成長記録

リューコスペルマムの流通シーズンが落ち着いた初夏、売れ残りの訳あり品をお安く購入することができました。
あまり根っこが回っておらず幹はグラグラ、下葉もポロポロと落ち始め、傾いた樹形に花芽は2つのみ。
まさに“訳あり品”と言った状態の株でしたが、来年用の株をお迎えしたと思えば納得の価格ではありました。
ここからどう仕立て直せるか、腕がなります。

そんな状態の株でも花が咲けば評価も変わります。たった2輪でもこれだけの迫力。この存在感。
この瞬間、リューコスペルマムの虜になりました。

ピンクッションの名がつく通り、真っ赤な針山に、オレンジのまち針をたくさん刺したような花姿はインパクトがあり、お庭に置くと、誰もが目に止める珍しさと美しさは自然の造形美です。
とても花持ちがよく、2ヶ月近くこの美しい状態を楽しめました。
その年の秋に地植え

初夏にお迎えしてから秋まで軒下で様子をみて、問題なさそうだったので地植え敢行。相変わらずヒョロヒョロとした貧相な株でしたが、花後に大きく剪定したことが功を奏し枝数は増えました。
この場所で冬越し、翌年の春まで育ててみたのですがほとんど成長せず根っこもぐらぐら。
この場所があまり条件のいいスペースではなかっため、思い切って別の場所に移植することにしました。
移植した当時の様子

移植先は日当たりと風通しの良い真南の花壇。レイズドベッドしてある花壇は水はけも抜群です。
移植する際根っこをたくさん切ってしまった為、根っこに合わせて地上部もバッサリ剪定。
移植後1年経過した様子

移植してから1年、無事に根も回ったようで、かなりたくましい姿に成長。
うねうねと枝葉ばかり増えて花芽はゼロかと落胆しましたが、ギリギリ1輪だけ、オレンジのかわいい花を咲かせてくれました。
ある程度花の見頃が過ぎたタイミングでがっつり切り戻し、来年用の樹形を仕立ててまいります。
リューコスペルマム カーニバルレッドの特徴とわが家の管理方法

| 学名 | Leucospermum carnival red |
| タイプ | ヤマモガシ科 プロテア属 |
| 原産地 | 南アフリカ |
| 耐寒気温 | -5℃前後 |
| 開花期 | 3月〜5月 |
| 日照 | 日向むき |
リューコスペルマムは南アフリカやオーストラリア原産の常緑低木のオージープランツです。
ピンクッションとも呼ばれ、針山に針が刺さったようなとてもユニークな花を咲かせます。針のような花を触るとつんつんとした不思議な感触。
切り花でも人気が高く、個性的な花は非常に持ちがよく、開花から3週間程美しい状態を保ちます。
「カーニバルレッド」は非常に花つきが良く、オレンジ色のつやつやとした質感の個性的な花弁を持ちます。樹高幅は1.5〜2mほどと比較的コンパクトに収まる品種です。
お花の参考イメージ

苗の流通シーズンは花が開花する3月〜5月頃。おそらく日本で一番多く流通しているリューコスペルマムがこの「カーニバルレッド」ではないでしょうか。
リューコスペルマム カーニバルレッドは環境適応力が高く、丈夫で育てやすいため初めてのリューコスペルマムにもおすすめです。
育てる環境
わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
わが家では、リューコスペルマム カーニバルレッドを1日中日の当たる南向きの庭に地植えで育てています。
訳あり特価品でお迎えした当初は軒下で手厚く管理、その後秋に地植え。
この時地植えした場所は隣に大きなリューカデンドロンが植えてあり、風通しも日当たりもリューカに遮られてしまうため、まだ小さなリューコスペルマムにはやや難がある場所でした。
秋に地植えしてから翌年の春まで動きが見られず、現状維持の様子に見かねて抜根。日当たりと風通しのいい花壇に移植したところ、スクスクと大きくなり、翌年の春に花も咲かせてくれました。
鉢植えでも地植えでも育て方は一緒ですが、どちらの場合も風通しと日当たりの良さで生育に差が出ます。
特に夏は風通しが悪いと蒸れて調子を崩しやすく、リューコスペルマム栽培で一番怖い季節です。
冬の寒さには強い植物ですので、雪の積もらない温暖な地域であれば屋外管理で問題なく冬越しできます。
だいたい0℃くらいまでは耐えるとされていますが、わが家では-5度まで下がった冬も問題ありませんでした。冬に花芽がついて翌年の春に開花するため、綺麗なお花が見たければ霜や北風には当てない方が無難です。
リューコスペルマム カーニバルレッドの栽培でおすすめなのが鉢植えですが、環境が合えば地植えで育てることもできます。
用土
リューコスペルマム カーニバルレッドは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。
わが家では、市販の培養土をベースに軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを配合した土を使用。
風通しと日当たりのいい場所で管理することが前提ですが、リューコスペルマム カーニバルレッドの土はいかにも水捌け重視のサラサラした配合よりも、多少水保ち肥料保ちのいい培養土の方が生育良く感じます。
わが家では、プロテアやグレビレア(一部例外あり)の土には市販の培養土をベースで使うことが多いです。
水やり
リューコスペルマム カーニバルレッドへの水やりは、土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えています。
地植えして根が張ってからの水やりは降雨のみに任せていますが、夏場の晴れが続く日に限り、灌水を行なうようにしています。
肥料
リューコスペルマムの栽培で肥料の役割はとても重要です。
開花シーズンに流通するリューコスペルマムは、栄養分を使い切った状態で出荷される為、肥料切れで葉に傷みが生じている株も多く見られます。
栄養を絶やさない為にも、定期的に固形肥料、もしくは液肥を与え続けることで、リューコスペルマム本来の魅力を維持できます。
わが家では、リューコスペルマム カーニバルレッドの固形肥料に『両筑プランツショップ』で購入した、リン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」を定期的に与えています。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつバンクシアにも安心して与えることができる配合で作られています。
固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで液肥とバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。
剪定
リューコスペルマム カーニバルレッドの剪定は、開花後の剪定と、生育を促進するための剪定があります。
開花後の剪定
- 開花が終わったら、任意の位置で切り戻し(剪定)します。
- これにより、翌年の開花に向けた準備を整えることができます。
生育促進のための剪定
- 伸ばし放題にしてしまうと花芽がつきにくいことがあります。
- 1年に数回、剪定することで、剪定した部分から花芽が伸びてきます。
- 剪定によって株の生育を調整し、花をたくさん咲かせるように促すことができます。
リューコスペルマム カーニバルレッドを実際に育ててみた感想
リューコスペルマム カーニバルレッドは数多く流通するリューコスペルマムの中でも比較的育てやすく、花付きの良い品種です。
わが家でも、初めてお迎えしたリューコスペルマムがカーニバルレッドでしたが、数年経った今も地植えですくすくと育っています。
エキゾチックな葉は1年を通して鑑賞価値が高く、異国情緒あふれるオレンジの花は春のお庭に賑やかな色合いを加えてくれます。
初めてのリューコスペルマムにはカーニバルレッドがおすすめです。











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