育てやすさはPFお墨付き!リューコスペルマム『ソーマジェスティック』特徴と成長記録

今回紹介したいリューコスペルマムは『ソーマジェスティック』

リューコスペルマムの中でも丈夫で育てやすいことから人気の高い「ソー」シリーズ。その中でも比較的流通が始まったばかりの新しい品種がソーマジェスティックです。

プロテアフローラ社が特に力を入れて推している品種の一つでもあります。

日本では栽培情報があまりなく、せっかく手に入れてもしばらくは手探りで育てていくことになります。

流通量も限られているため、わが家でも絶対に枯らしたくない株の一つです。

この記事では、『リューコスペルマム ソーマジェスティック』特徴と育て方、成長記録を紹介しています。

その他人気のリューコスペルマム

目次

リューコスペルマム ソーマジェスティックの成長記録

リューコスペルマム流通のハイシーズンの春、わが家にお迎えしたソーマジェスティック。

これまで、わが家では「カーニバル」シリーズのリューコスペルマムは育ててきたのですが「ソー」シリーズのお迎えは初めてとなります。

「ソー」シリーズは日本でもお馴染みの『ソーエクスクイジット』や『ソーエキゾチック』など、“育てやすい”“丈夫”と聞くので、このソーマジェスティックも育てやすい品種だと嬉しいです。

まだこれから開花予定の蕾も沢山付けた優良株。このサイズでこれだけ花芽をつけているところを見るとがっつり矮化剤が効いているのでしょう。

土の表面も苔に覆われており、肥料切れのサインでもある葉の特有の傷みも出ていることから、かなり頻度高く液肥を与えられていたと推測できます。

傷んでいる葉は花終わりにがっつり切り戻して、定期的に液肥を与えて綺麗な状態に戻していくつもりです。

黄色い花が庭のどこに置いても存在感抜群に目立ちます。

ソーマジェスティックは『コーディフォリウム』のハイブリッドなのですが、同じくコーディフォリウム.hb品種である『カーニバルコッパー』と花の色、雰囲気はうりふたつです。

葉の形状が全く違うので見分けがつきます、コッパーは平べったい大きな葉が特徴で、こちらのソーマジェスティックは先の尖った細い葉が特徴的です。

ソーマジェスティックとコッパーの比較

ソーマジェスティック
カーニバルコッパー

花後剪定した様子

花の見頃が終わったら来年の成長を見越して切り戻します。

しばらく矮化剤が切れそうにないので低く仕立ててコンパクトな樹形を楽しもうと思います。

リューコスペルマム ソーマジェスティックの特徴とわが家の管理方法

学名Leucospermum So majestic
タイプヤマモガシ科 プロテア属
原産地南アフリカ
耐寒気温-5℃前後
開花期3月〜5月
日照日向むき

リューコスペルマムは南アフリカやオーストラリア原産の常緑低木のオージープランツです。

ピンクッションとも呼ばれ、針山に針が刺さったようなとてもユニークな花を咲かせます。針のような花を触るとつんつんとした不思議な感触。

「ソーマジェスティック」は、コーディフォリウムのハイブリッド種で、その名の通り鮮やかで雄大な黄色のピンクッション型の花を咲かせます。

切り花でも人気が高く、個性的な花は非常に持ちがよく、開花から4-6週間程美しい状態を保ちます。

お花の参考イメージ

非常に花つきが良く、イエローの花と先の尖った葉が特徴的。樹高幅は共に1.5mほどと比較的コンパクトに収まる品種です。

プロテアフローラ社がお墨付きの品種に付けると言われている札「キララベル」が付けられています。

通常のラベルと比べてキラキラ光る特別なラベル

日本で流通しているリューコスペルマムでキララベルの札が付けられた品種は『ハルバルー』とこの『ソーマジェスティック』のみ。

リューコスペルマム ソーマジェスティックは環境適応力が高く、丈夫で育てやすいため初めてのリューコスペルマムにもおすすめです。

育てる環境

わが家の栽培環境

わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。

わが家では、リューコスペルマム ソーマジェスティックを1日中日の当たる南向きの軒下で育てています。

リューコスペルマム栽培において日当たりと風通しの良さは重要で、特に夏は風通しが悪いと蒸れて調子を崩しやすく、リューコスペルマム栽培で一番怖い季節です。

冬の寒さには強い植物ですので、雪の積もらない温暖な地域であれば屋外管理で問題なく冬越しできます。

だいたい0℃くらいまでは耐えるとされていますが、わが家では-5度まで下がった冬も問題ありませんでした。冬に花芽がついて翌年の春に開花するため、綺麗なお花が見たければ霜や北風には当てない方が無難です。

リューコスペルマム ソーマジェスティックの栽培でおすすめなのが鉢植えですが、環境が合えば地植えで育てることもできます。

用土

リューコスペルマム ソーマジェスティックは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。

わが家では、市販の培養土をベースに軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを配合した土を使用。

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風通しと日当たりのいい場所で管理することが前提ですが、リューコスペルマム ソーマジェスティックの土はいかにも水捌け重視のサラサラした配合よりも、多少水保ち肥料保ちのいい培養土の方が生育良く感じます。

わが家では、プロテアやグレビレア(一部例外あり)の土には市販の培養土をベースで使うことが多いです。

水やり

水やりは育てている環境に大きく左右されますので、参考程度に留めてください。

リューコスペルマム ソーマジェスティックへの水やりは、土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えています。

初夏から晩秋にかけて特に水を欲しがり、乾くスピードが早くなります。朝水を与えたはずなのに夕方にはクタッとした姿になることも多々ありますので、必要に応じて夕方にも水を与えると安心です。

肥料

リューコスペルマムの栽培で肥料の役割はとても重要です。

開花シーズンに流通するリューコスペルマムは、栄養分を使い切った状態で出荷される為、肥料切れで葉に傷みが生じている株も多く見られます。

栄養を絶やさない為にも、定期的に固形肥料、もしくは液肥を与え続けることで、リューコスペルマム本来の魅力を維持できます。

わが家では、リューコスペルマム ソーマジェスティックの固形肥料に『両筑プランツショップ』で購入した、リン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」を定期的に与えています。

この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつバンクシアにも安心して与えることができる配合で作られています。

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固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで液肥とバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。

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剪定

リューコスペルマム ソーマジェスティックの剪定は、開花後の剪定と、生育を促進するための剪定があります。

開花後の剪定

  • 開花が終わったら、任意の位置で切り戻し(剪定)します。
  • これにより、翌年の開花に向けた準備を整えることができます。

生育促進のための剪定

  • 伸ばし放題にしてしまうと花芽がつきにくいことがあります。
  • 1年に数回、剪定することで、剪定した部分から花芽が伸びてきます。
  • 剪定によって株の生育を調整し、花をたくさん咲かせるように促すことができます。

リューコスペルマム ソーマジェスティックを実際に育ててみた感想

鮮やかなビタミンカラーのお花を咲かせるリューコスペルマム ソーマジェスティックは開花期間が長く、冬の終わりから初夏にかけてお庭を明るく照らしてくれます。

夏の暑さと蒸れが苦手なので、花後に切り戻して風通しよく、お日様に光にたっぷり当てて育ててあげると生育よく育ちます。

生育期は水をとても欲しがる植物ですので、水切れにも注意しつつ、この美しい葉と花を楽しむための栄養も欠かせません。

プロテアフローラ社お墨付きの育てやすい品種ですので、初心者の方もリューコスペルマムファンの方にも、ソーマジェスティックがおすすめです。

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