今回紹介したいグレビレアは『グレビレア アルピナ』
アルピナは、オーストラリア南東部の山岳地帯や高地に自生する原種のグレビレアです。数多くの園芸品種とともに、日本でも主に苗として流通しています。
細かい産毛が生えた多肉質の丸い葉は、日の光にあたると輝いて見えるのが印象的。コーラルオレンジとイエローのグラデーションが美しい、エキゾチックな花を咲かせます。
この記事では、『グレビレア アルピナ』の育て方と成長記録を紹介しています。
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グレビレア アルピナの成長記録

アルピナは丸い葉にたくさんの産毛が生えており、日に当たると葉全体が輝いて見える姿形に惹かれて購入しました。

深緑色の丸い葉は爬虫類の鱗のようにも映り、エキゾチックな見た目が庭のアクセントに引き立ちます。
花の色も葉に負けず劣らずの存在感を放っており、コーラルオレンジとイエローの組み合わせは見ていて元気ハツラツな印象です。
細かい葉が枝いっぱいに生い茂っており、触った感じ柔らかくフワッとした感触。
けむくじゃらでふさふさな見た目から、蒸れに弱いだろうと推察し、お迎えした当初は鉢植えで丁寧な管理を心がけていたのですが、しばらく育てていて思った以上にタフな性質が垣間見られたため、思い切って地植えしました。
地植えしてから1年目の様子

生育旺盛なグレビレアに多い、「地植えしたらあっという間に大きくなった!」ということは全くなく、アルピナの成長スピードはややゆっくりな印象。地植えから1年経ってもそれほど見た目が大きく変わった様子もありません。

とは言え、一本一本の枝が長く成長し、ブッシュ状に枝数も増えました。
山育ちのアルピナは、冬の寒さにめっぽう強く、一桁台の氷点下では葉色一つ変わりませんでした。
夏もあぶながな様子もなく、クリンクリンなかわいい花が絶えずポツポツと咲いていました。
アルピナは多花性で一度にたくさんの花を咲かせる品種なので、満開になるとかなり見応えがあります。
花がない季節にも鑑賞価値の高い葉が庭に映えるので、環境が合えば地植えで育てたくなる魅力的なグレビレアです。
グレビレア アルピナの特徴と育て方
| 学名 | Grevillea alpina |
| タイプ | ヤマモガシ科グレビレア属 |
| 樹高 | 1〜2m |
| 葉張り | 1〜2m |
| 開花期 | 春 |
| 日照 | 日向〜半日陰 |
グレビレアは主にオーストラリアに360種が分布する常緑低木です。
グレビレア アルピナ、マタの呼び名を『マウンテングレビレア』と呼び、その名の通りオーストラリア東海岸の高山地帯に自生する原種のグレビレアです。
細かい産毛が生えた多肉質の丸い葉は、日の光にあたると輝いて見えるのが印象的で、コーラルオレンジとイエローのグラデーションが美しい、エキゾチックな花を咲かせます。
花芽のイメージ

アルピナは、高さ2m以上にまで成長する立性タイプのものから、グランドカバーのように横に這い広がるタイプのものまで、性質の違いが出る特徴を持っています。
わが家で育てているアルピナは、無数の枝が根元から株立状に横広がりに成長しています。
咲かせる花の色もバリエーション豊かで、日本で流通するアルピナは赤とイエローの組み合わせが主ですが、自然下ではピンク、白、赤、オレンジなど、様々です。
育てる環境
わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
わが家では、グレビレア アルピナを南向きのお庭の花壇で地植えにして育てています。
アルピナは他のグレビレア同様に、日当たりと風通しの良いところで最も高いパフォーマンスを発揮する一方で、半日陰でも育ちます。
暑さには強いですが蒸れに弱いです。日本の高温多湿な夏はアルピナにとって試練の季節となり、梅雨と秋の長雨はできれば避けて管理できると安心です。
いっぽう冬の寒さにはめっぽう強く、暖地であれば基本的に屋外放任で冬を越せます。
夏のことを考えると通常であれば鉢植えでの管理が無難ですが、条件がそろえば地植えで育てることも可能です。
条件とは
- 水捌けの良い土壌
- 風通し良く
- できれば雨に当たらない場所
- 日当たり良いけど西日は当たらない場所
①はレイズドベッドや花壇に高植えするなど。②は株間隔を広くとり
わが家ではアルピナを地植えで育てていますが、①は花壇お土を水捌けの良い配合で入れ替え、更にレイズドベッドに高植えして対応。②、④も条件をクリアしておりますが、③は無理なので夏に長雨が降らないよう毎年天に祈ります。
今のところは夏も調子を崩すことなく乗り越えています。
用土
グレビレア アルピナは、砂質および花崗岩質の土壌、山岳地帯や高地に自生する品種です。深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。
オージープランツの土の配合では、鹿沼土をメインに赤玉土、軽石、ピートモス、堆肥などのブレンドが定番ですが、
わが家では、グレビレアをはじめオージープランツ(一部例外あり)の土には市販の培養土をベースで使うことが多いです。
わが家が使っているベースの培養度
上記の培養土をベースに、鹿沼土、軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを適宜配合した土を使用。
蒸れに弱い品種のため、普段よりもやや水捌け重視の配合比率にしてあげるといいかもしれません。
水やり
グレビレア アルピナへの水やりは、鉢植えであれば土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えます。
地植えの場合ですと、根付いてからは基本的に降雨に任せますが、たくさんの花芽をつける春、もしくは夏の乾燥が続く時期は水やりが必要になることもあります。
肥料
普段からグレビレアには積極的に施肥を行っているのですが、アルピナは自生地が岩山など極端に痩せた土壌で育つため、多肥をを好まないとされています。
わが家では、『両筑プランツショップ』のリン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」を、ごくごく少量与えています。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつ一部ヤマモガシ科の植物にも安心して与えることができる配合で作られています。
固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで、リン酸成分の高くない芝用の液肥と近年話題のバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。
栄養が不足すると葉色が黄色くなったり花芽がつかなかったりと、そのサインが顕著に現れます。
また、暑い夏、寒い冬を乗り切るためにも活力剤の散布も心強い味方となるので、グレビレアの栽培には積極的に使っていきたいアイテム達です。
剪定
グレビレア アルピナへの剪定は、混み合った枝や内向きの枝、不要な枝をカットして風通しを良くし、樹形を整える目的で行います。
開花後の剪定
- 開花が終わったら、任意の位置で切り戻し(剪定)します。
- これにより、翌年の開花に向けた準備を整えることができます。
生育促進のための剪定
- 伸ばし放題にしてしまうと花芽がつきにくいことがあります。
- 1年に数回、剪定することで、剪定した部分から花芽が伸びてきます。
- 剪定によって株の生育を調整し、花をたくさん咲かせるように促すことができます。
基本どこを切っても大丈夫です。コンパクトな樹形を保つのであれば花後すぐに半分ほど切り戻し、成長が止まる冬前までに、さらに伸びた枝の3〜4節目でカットをして、樹形をコントロールします。
グレビレア アルピナを実際に育ててみた感想
グレビレア アルピナは、低く垂れ下がるものから背の高い直立したものまで、驚くほど多様な生育習性を持ち、濃い緑から灰緑色の葉が密生し、花色はピンク、赤、オレンジ、白と多彩。
涼しい山岳地帯に自生するグレビレアですので、日本の夏の高温多湿は苦手としますが、実際に地植えして育ててみた様子から、思った以上にタフな印象を受けました。
冬はもちろんのこと、夏もいっさい調子を崩すことなく、輝いて映る多肉質の葉と、明るいコーラルオレンジとイエローの花が1年を通して庭を明るく照らしてくれています。
わが家では、アルピナの持つ魅力を植栽で活かしたいと考え、レイズドベッドの花壇に地植えしましたが、安全に育てるならやはり鉢植えでの管理がベストです。











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