今回紹介したいグレビレアは『グレビレア シナフェア』
グレビレア シナフェアはシックな青緑色のギザギザした葉と、クリーム色の小さくて可愛らしい花をたくさん咲かせるオーストラリア原産の植物で、「シナフィー」とも呼ばれ、比較的育てやすい品種です。
地面を覆うように育つのでグランドカバーにもおすすめ。枝が垂れる特性を活かして、ハンキングにしてたくさんのお花が枝垂れる様子も見応えがあります。
この記事では、『グレビレア シナフェア』の育て方と成長記録を紹介しています。
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グレビレア シナフェアの成長記録

るグレビレア シナフェアは開花の始ま冬の終わりから春にかけて苗が流通します。
すでに開花が始まっている6号苗と、発根したての小さな挿し木苗を2月にお迎えしました。

すでに開花が始まっている株は素焼き鉢に植え替えて軒下で管理します。
まだ小さな株ながらもこれだけの量の花を咲かせる様子は圧巻です。

枝垂れた枝の1本1本には花のほか、数えきれない量の蕾も待機。

花の重みでツルのように伸びた枝がぶらぶらぶら下がる様子。
ハンキングが似合いそうですね。
地植えで育てた様子

もう一方の小さな株は地植えで育てることにしました。
寒さにあたってブロンズカラーに染まった葉もシックな印象でとても魅力的です。
こちらの株もまだまだ幼苗ながらも花芽がチラホラと。シナフェアの花付きの良さ恐るべしです。

地植えして丸1年経過した様子。
あ全体的にボリューム感が増し、5倍ほど膨れました。途中からこまめに剪定してはいましたが、それでもっという間に枝が伸びます。
剪定が追いつかず、蒸れて下枝はスカスカになってしまいましたがそんな様子は微塵も感じないほど茂ってます。
花も咲きますが鉢植えの株ほど一度にたくさんの花が咲くわけではなく、少量の花がちまちま咲き続ける印象です。
地植えしてから2年目の様子

相変わらず樹勢が凄まじく、後ろのプロテアや隣のアガベも埋め尽くす勢いで枝が伸び広がるため、前年に増してこまめな剪定を繰り返し、今の樹形を維持するよう奮闘中です。
秋の終わりには「こんなに切っちゃって大丈夫?」と不安になるほど切り戻しましたが、あっという間に元のボリュームに戻りました。
小さい苗で出回ることの多いシナフェアですが、そのイメージのまま狭くスペースに地植えすると手狭になる可能性があります。
シナフェアを地植えする場合はある程度横の植栽間隔に余裕をもって植えてあげるのが無難です。
グレビレア シナフェアの特徴と育て方
| 学名 | Grevillea synapheae |
| タイプ | ヤマモガシ科グレビレア属 |
| 樹高 | 0.3m |
| 葉張り | 1m |
| 開花期 | 春 |
| 日照 | 日向〜半日陰 |
グレビレアは主にオーストラリアに360種が分布する常緑低木です。
シナフェアは西オーストラリア州南西部、海岸沿いのパース周辺から北はエネアバ、スリースプリングスにかけて自生する原種のグレビレアになります。
クリーム色の房状の花を咲かせる品種で、花は小さいながらも多花性につき、春になるとたくさんの花が咲く様子を楽しめます。
花芽のイメージ

季節によって色合いの変わる葉も観賞価値が非常に高く、先端が3つ以上に裂けたギザギザの葉は、通常青みがかった緑色をしており、新芽は美しいライムイエローで、気温が下がる冬になるとシックなブロンズ色に変わります。
半ほふく性で、最大樹高はわずか30㎝ほど。枝が枝垂れるように横へと広がりながら成長します。
育てる環境
わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
わが家では、グレビレア シナフェアを地植えと鉢植えの両方で育てています。
日当たりが強すぎるよりも午前中だけ陽の当たるような半日陰のよな環境が適している様子です。
茂りやすいので蒸れやすい。こまめな剪定を
暖地であれば問題なく地植えも可能です。
用土
グレビレア シナフェアは、砂質および花崗岩質の土壌、低木地帯や高地に自生する品種です。深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。
オージープランツの土の配合では、鹿沼土をメインに赤玉土、軽石、ピートモス、堆肥などのブレンドが定番ですが、
わが家では、グレビレアをはじめオージープランツ(一部例外あり)の土には市販の培養土をベースで使うことが多いです。
わが家が使っているベースの培養度
上記の培養土をベースに、鹿沼土、軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを適宜配合した土を使用。
水やり
グレビレア シナフェアへの水やりは、鉢植えであれば土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えます。
地植えの場合ですと、根付いてからは基本的に降雨に任せますが、たくさんの花芽をつける春、もしくは夏の乾燥が続く時期は水やりが必要になることもあります。
肥料
肥料を与えなくても育つとされているグレビレアですが、安定して花を咲かせること、葉の色、ハリツヤを維持するためにも定期的な施肥は欠かせないと考えています。
使っている肥料はこちら
わが家では、グレビレア シナフェアに与える固形肥料に『両筑プランツショップ』のリン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」をチョイス。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつ一部ヤマモガシ科の植物にも安心して与えることができる配合で作られています。
固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで、リン酸成分の高くない芝用の液肥と近年話題のバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。
栄養が不足すると葉色が黄色くなったり花芽がつかなかったりと、そのサインが顕著に現れます。
また、暑い夏、寒い冬を乗り切るためにも活力剤の散布も心強い味方となるので、グレビレアの栽培には積極的に使っていきたいアイテム達です。
剪定
グレビレア シナフェアは樹勢が強く、剪定せずに放任しておくとどんどん枝葉がモサモサに。
伸びた枝が下の枝に覆い被さって日照と風を遮り、そのままにしておくと下葉が落ちてスカスカになります。
剪定は混み合った枝や内向きの枝、不要な枝をカットして風通しを良くし、樹形を整えるのが目的です。
開花後の剪定
- 開花が終わったら、任意の位置で切り戻し(剪定)します。
- これにより、翌年の開花に向けた準備を整えることができます。
生育促進のための剪定
- 伸ばし放題にしてしまうと花芽がつきにくいことがあります。
- 1年に数回、剪定することで、剪定した部分から花芽が伸びてきます。
- 剪定によって株の生育を調整し、花をたくさん咲かせるように促すことができます。
基本どこを切っても大丈夫です。コンパクトな樹形を保つのであれば花後すぐに半分ほど切り戻し、成長が止まる冬前までに、さらに伸びた枝の3〜4節目でカットをして、樹形をコントロールします。
グレビレア シナフェアを実際に育ててみた感想
グレビレア シナフェアを実際に育ててみて、地植えでも育てられる環境適応力の高さを感じる一方で、夏の暑さと蒸れにはやや敏感な様子も見受けられました。
樹勢が強く、よく茂る性質からどうしても株全体が蒸れやすくなるため、わが家では春の花後に大きく切り戻し、風通しの良い状態で夏を迎えるようにしています。
クリーム色の小さな花がたくさん咲く様子も圧巻ですが、気温の変化によって色の移ろう葉も鑑賞価値が高く、1年を通して楽しめるのもグレビレア シナフェアの魅力です。











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