今回紹介したいリューカデンドロンは『リューカデンドロン ジプシーレッド』
わが家では多種多様なリューカデンドロンを育てています。
中でもジプシーレッドは苞葉が赤く染まるのが特徴で、ライムイエローから赤へと色が移ろう様相やグラデーションが美しい魅力的な品種です。
リューカデンドロンの中では大きく成長する品種であり、大株になると存在感のあるシンボルツリーのような存在になります。
この記事では、『リューカデンドロン ジプシーレッド』特徴と成長記録を紹介しています。
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リューカデンドロン ジプシーレッドの成長記録

リューカデンドロン ジプシーレッドの立派な苗がセール価格で売られていたためわが家にお迎え。
お迎え当時から樹高は1mを超えており、即地植えできるサイズ感であったため、作りたてのロックガーデンに地植え。
すでに気温が低くなり始めた秋の季節、ジプシーレッドの葉先も深い赤へと染まり始めていました。
地植えから1年経過

地植えしてから翌年の夏。約1年ほどで株は見違えるほど大きく成長しました。夏は株全体が青々しく、冬に比べて爽やかな印象へと変わります。
地植えから2年経過

さらに翌年の秋。地植えしてから2年ほど経ちました。横にも縦にもまた一段と大きくなったのが分かります。

緑から赤く色みが移ろう季節。このグラデーションが美しく、庭の印象も明るくなります。
地植えから3年経過

地植えしてから3年目の夏。冬に株全体をバッサリ切り落としてから、ようやく新芽が出揃った状態です。

ほんのり赤く染まったライムイエローの新芽が青空に映えます。
地植えから4年経過

地植えから4年目の春。もうすっかりシンボルツリーの風格で、わが家でも最古参のオージープランツになりました。
この時点で樹高2m、幅1.5mを超えています。

毎年2回、大きく切り戻しているのですが、この年は梅雨前に強剪定。どれだけ深く切り戻しても1ヶ月後には株全体から無数の新芽が展開し、3ヶ月経つ頃にはすっかり元通りかそれ以上のボリュームに戻ります。
地植えから5年目の秋

すっかり大株に育ったジプシーレッドでしたが、地植えから5年目の秋に急に白化。1日で一気に枯れ込みました。前日にはピンピンしていたのですが…突然のお別れにしばらくボーゼンと立ち尽くしました。
このように、どれだけ大きく育った株であってもふとした拍子に枯れ込んでしまうところがヤマモガシ科の植物にはしばしば見られる現象です。
とても大きな存在であったため喪失感に駆られましたが、5年間庭を明るく照らしてくれてありがとうと感謝の気持ちで見送りました。
リューカデンドロン ジプシーレッドの特徴と育て方
| 学名 | Leuca dendron Gypsy red |
| タイプ | ヤマモガシ科 |
| 樹高 | 3m |
| 葉張り | 2.5m |
| 開花期 | 秋~春 |
| 日照 | 日向〜半日陰 |
リューカデンドロンは美しく色付く葉が魅力的な南アフリカ原産の低木です。茎の先端部分に花のように見えるのは苞葉と呼ばれ、花を覆う葉が日差しと気温で変化したものです。
リューカデンドロン ジプシーレッドは、秋から冬にかけて濃い赤色の葉をつける常緑低木です。リューカデンドロンの中でも背丈、幅ともに大きく成長する品種で、樹勢も強く、地植えするとあっという間に大きくなります。
気温の変化で葉の色が変わるのもジプシーレッドの特徴です。気温が高い時期は爽やかなライムグリーンの葉に、新芽がイエローからほんのり赤く色付くグラデーションが魅力。気温が低くなると株全体が青々しく変化し、葉先は赤紫に染まり、新芽はライムイエローと美しいグラデーションが目を惹きます。
赤く染まった苞の先端にコーンのような小さな花を咲かせます。
育てる環境
わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
わが家では、リューカデンドロン ジプシーレッドを1日中日の当たる南向きの庭に地植えで育てています。
ジプシーレッドは日当たりと風通しの良い環境でよく育ちます。日によく当てると葉の発色も良く鮮やかに色付き、日当たりが悪い環境で育てると葉の色みがぼやけるため、ジプシーレッドの魅力を最大限活かすにはやはり日当たりのいい場所で育てるのがおすすめです。
暑さに強い品種ですが、高温多湿は苦手です。せっかく夏の暑い時期を乗り越えても秋の長雨で急に枯れたりすることもしばしば報告されています。
わが家のように大きく育った株であっても、その時は急に訪れます。
冬の寒さにも強く、多少の霜ではびくともしません。枝が長く暴れる傾向にあるため、雪が積もってしまうと簡単に枝が折れてしまいます。また、株のサイズにしては根が浅いため、強風にも注意が必要です。支柱で支えてあげると安心です。
リューカデンドロン ジプシーレッドの栽培でおすすめなのは鉢植えですが、積雪のない暖地であれば地植えすることも可能です。
用土
リューカデンドロン ジプシーレッドは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。
オージープランツの土の配合では、鹿沼土をメインに赤玉土、軽石、ピートモス、堆肥などのブレンドが定番ですが、
わが家では、リューカデンドロンに限らずオージープランツ(一部例外あり)の土には市販の培養土をベースで使うことが多いです。
わが家が使っているベースの培養度
上記の培養土をベースに、鹿沼土、軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを適宜配合した土を使用。
水やり
リューカデンドロン ジプシーレッドへの水やりは、鉢植えであれば土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えると良いです。
水が不足すると葉がしんなり下を向くためサインとしてはわかりやすいのですが、このサインを見逃すと一気に枯れ込むため注意が必要です。
わが家は地植えで育てているため、基本的に水やりは降雨任せですが、夏場何日も雨が降らない場合に限り灌水をおこないました。
肥料
リューカデンドロン ジプシーレッドの美しい葉のハリと艶、色味を保つためにも生育期に定期的な施肥が欠かせないと考えています。
使っている肥料はこちら
固形肥料に『両筑プランツショップ』のリン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」をチョイス。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつ一部ヤマモガシ科の植物にも安心して与えることができる配合で作られています。
固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで、リン酸成分の高くない芝用の液肥と近年話題のバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。
リューカデンドロン ジプシーレッドは栄養が不足すると葉色が黄色くなったり下葉が落ちたりと、そのサインが顕著に現れます。
また、暑い夏、寒い冬を乗り切るためにも活力剤の散布も心強い味方となるので、リューカデンドロンの栽培には積極的に使っていきたいアイテム達です。
剪定
グネグネと暴れるように伸びる傾向が強いューカデンドロンですが、中でもジプシーレッドは四方八方暴れ散らかるように長く伸びます。樹勢が強く、1年で数十㎝も伸びるため、わが家では年に2回大きく切り戻しています。


開花後の剪定
- 開花が終わったら、任意の位置で切り戻し(剪定)します。
- これにより、翌年の開花に向けた準備を整えることができます。
生育促進のための剪定
- 伸ばし放題にしてしまうと花芽がつきにくいことがあります。
- 1年に数回、剪定することで、剪定した部分から花芽が伸びてきます。
- 剪定によって株の生育を調整し、花をたくさん咲かせるように促すことができます。
基本どこで切っても大丈夫です。強剪定にも耐えてくれますし、深く切り戻すことで枝数が増え、株全体ががっしりと安定します。
リューカデンドロン ジプシーレッドを実際に育ててみた感想
リューカデンドロン ジプシーレッドを地植えで5年間育てました。
5年目の秋に枯れてしまいましたが、基本的には育てやすく、あっという間に大きく成長する様子は育てていて面白みのある品種です。
見応えのある赤い葉は存在感が強く、地植えで大きく育てるとインパクトのあるシンボルツリーになります。
リューカデンドロンは個性豊かな魅力あふれる品種が多いのも特徴で、花が少なくなる冬の季節、庭の主役にれる存在です。お気に入りの品種をお迎えしてみてはいかがでしょうか。











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