今回紹介したいバンクシアは『バンクシア ポリセファラ』
この記事では、『バンクシア ポリセファラ』の特徴と育て方・成長記録を紹介しています。
バンクシア ポリセファラの成長記録

バンクシア ポリセファラは日本であまり馴染みの無い品種で、切り花も苗も流通は極々稀。
本国オーストラリアでは切り花として流通が盛んに行われており、切り花の様子をSNSで見たのがキッカケで好きになりました。
運よく苗を手に入れることができたので、わが家でも数年前から育てています。
お迎えした当時は竹串よりも細い一本立ち姿で樹高もわずか20cmほど。そこから1年足らずでそこそこ安心できるサイズに成長してくれました。

剪定に対する期待値も高く、切れば切った分成長点が動き出します。
元々ドライアンドラに属していましたが、近年になってバンクシアに属するようになりました。
ドライアンドラ属と言えばニベアしかりウンダータしかり強健揃いで、例にならいポリセファラもその片鱗が伺えます。
まだまだ小さな株ですが夏も冬も屋外管理で葉っぱ一本落とさず。吸水ペースも早いため、休眠期以外はほとんど毎朝水を与えてます。
成長スピードも申し分ない速度なので、もしかしたら近い将来開花にも立ち会えるかもしれません。
予備にもう一株お迎えしたいところですが、苗の流通が絶望的に稀なので、この1本をどうにか枯らさず育てていくしかない現状です。
バンクシア ポリセファラの中苗は滅多に出回りませんが、小苗であれば『四国ガーデン』さんのネットショップにて稀に販売されています。
バンクシア ポリセファラの特徴とわが家の管理方法

| 学名 | Banksia polycephala | 
| タイプ | ヤマモガシ科 | 
| 原産地 | 西オーストラリア | 
| 耐寒気温 | -5℃前後 | 
| 開花期 | ー | 
| 日照 | 日向むき | 
バンクシア ポリセファラ(メニーヘッド ドライアンドラ)は西オーストラリア出身のバンクシアです。
メニーヘッド ドライアンドラという名の通り、バンクシア属に統一される以前はドライアンドラ属でした。
花は淡いオレンジ~レモン色で、 葉は羽状に分かれいます。リグノチューバーは形成しません、
お花の参考イメージ

最大は樹高は4mほど。
花のサイズは直径3cmにも満たない大きさで、たくさん枝分かれして横広がりに成長するこのバンクシアは、一見遠くから見るとアカシアの木のように見えます。
オーストラリアでは切り花として親しまれており、私自身ポリセファラの切り花が欲しくてこの苗を育て始めた一人です。

育てる環境

わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
わが家では、バンクシア ポリセファラを日当たりのいい軒下最前列で育てています。
夏はサーキュレーターを回して風を送り風通しよく、さらに遮光シートをかけて涼しく管理しています。
冬は根を凍らせないことを意識して日中の暖かい時間に灌水。わが家では軒下管理なので冬はノーガードです。
ポリセファラの管理の仕方でおすすめなのがやはり鉢植え管理になりますが、これだけタフなら地植えチャレンジも案外成功するのでは?と期待しております。
とは言え苗の流通がほとんど行われない今の現状、この大変希少な株で実験する勇気は私にはありません。
用土
バンクシア ポリセファラは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。
わが家では、硬質鹿沼土と硬質赤玉土の小粒をベースに、市販の培養土と軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを配合した水捌けのいい土を使用。
余分な水分を溜め込まないようやや小さめの鉢で管理しています。
水やり
バンクシア ポリセファラの水やりは、土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えています。
とくに夏場は1日で乾いてしまうため水切れに十分注意しながらも、日中の水分量が多くならないよう気をつけながら水を与えています。
肥料
バンクシア ポリセファラの固形肥料には『両筑プランツショップ』で購入した、リン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」を定期的に与えています。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつバンクシアにも安心して与えることができる配合で作られています。
 ポチップ
					ポチップ
				固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで液肥とバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。
 ポチップ
					ポチップ
				 ポチップ
					ポチップ
				剪定
バンクシア ポリセファラは成長過程で自然と枝分かれが起き、ほっといても株のボリュームは増えていきます。だからこそ剪定による期待値も高く、このバンクシアをより早くモサモサに仕立て上げようと思うなら剪定は欠かせません。
一本の太い枝にどっしり花を構えるというよりも、たくさんの枝の至る所に小さな花がふわふわつくタイプの品種です。
その時に備えて枝数を増やしておいて損はないでしょう。
バンクシア ポリセファラを実際に育ててみた感想
バンクシア ポリセファラについてはまだまだ謎が多く、栽培についての情報も少ないため手探りで育ている状態です。
実際にポリセファラを数年育ててみて感じた印象は、強健でタフだということ。
今のところ夏も冬も大丈夫! 日当たりと風通しのいいところにおいて、たっぷりとお水を与えていればすくすくと育ってくれます。
特にこれといって難しいこともありません。西オーストラリア出身のバンクシアの中では比較的育てやすい品種なのではと思っています。
情報は随時追記してまいります。





 
					 
					 
					 
	





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