ワイルドでかっこいい這う性のバンクシア『ピグミーポッサム』の特徴と育て方

今回紹介したいバンクシアは珍しい這うタイプの『バンクシア セラータ ピグミーポッサム』

ピグミーポッサムの魅力は、垂れ下がる枝葉から葉が高密度にぎっしりつくところ。

とっても原始的でワイルドな見た目から、個人的にバンクシアの中で1番カッコいいと思う品種です。

この記事では、バンクシアピグミーポッサムの特徴と育て方、成長記録を紹介しています。

目次

バンクシア ピグミーポッサム開花までの様子

庭で育てはじめて2年目のバンクシアピグミーポッサム

枝葉が垂れ下がるように展開する奇妙な姿に一目惚れして、新宿のちょっとお高い花屋さんから連れて帰ったのが数年前の年末の話です

数多くの種類があるバンクシアの中でも一際珍しいとされるプロストラータ種

日本での流通も極めて稀で、運良く出会えた貴重な一株になります。

迎えた当時の様子

迎えた当時の様子も姿は今とさほど変わりません。

と言うのもこのピグミーさん、成長がゆっくりで1年に20㎝ほどしか伸びず。

伸びると言っても横や下に拡がるばかり。

迎えた時点ですでにそこそこの大株だったので枝葉のボリュームも良く、

幹も直径5はあろうかというくらいゴンブト。

すでに若干根詰まりぎみで下葉が落ち始めていたため、すぐさま一回り大きな素焼き鉢に植え替えました。

この角度から見るピグミーポッサムが一番かっこいいと思うので、地植えで這わせるよりも鉢植えで垂らす仕立てにこだっています。

花が咲いた形跡はあるものの、お迎えから最初の1年は新たに花芽をつける様子もなく、

ひたすら新芽が展開してボリュームだけが増していきました。

植え替えの様子

2年目の冬、早くも根がパンパンに回りきってしまったので2度目の鉢増し。

健康な白い根がびっしりついてます

昨年伸びた枝を剪定しているので、全体のサイズ感は迎えた当時とそれほど変わらず。

ただし枝葉の密度は当時よりも増したかな?という印象。

幹の太さはあまり変わってない様子。

花芽確認から開花まで

枝葉に隠れて発見が遅れたのですが、2年目の春に初の花芽を発見!

よ〜く見ないとわかりずらいですが、枝の先っちょに小指の先より小さな塊が見えてます。

すでに少し伸びてきたヤングコーンもちらほら。

数えてみたら全部で10個ほどの花芽を確認。

小指の先くらいのサイズから1週間でここまで大きくなりました。

最後まで開花してくれればいいのですが、どうも途中で咲き切らずに終わってしまう煮え切らない花芽が多いのもバンクシアあるあるなので油断なりません。

案の定と言いますか・・・さらに10日経ってもヤングコーンのサイズは変わらず。

しかも他の10個の花芽も同じく成長ストップしている様子。

ここで少し休憩してまた膨らみ始めるパターンもあるのでしばらく諦めずに観察を続けてみようと思います。

バンクシア ピグミーポッサムの特徴と育て方

学名Banksia serrata `Pygmy Possum’
タイプヤマモガシ科
原産地オーストラリア
耐寒気温-5℃前後
開花期5月〜10月
日照日向むき

バンクシア セラータ ピグミーポッサムはバンクシアセラータのプロストラータで、鋸のようにギザギザした葉が特徴。

上に上に伸びる高木のセラータと比べ、ピグミーポッサムは地を這うように拡がる珍しい這性タイプのバンクシアです。

花はややシルバーがかった黄色、もしくは茶色の円柱状。枝の先から上向きに咲きます。

通常セラータは樹高10mをはるかに超える高木ですが、ピグミーポッサムの樹高はわずか60cm、幅も2mほど。

花付きが良いとされていますが、成長スピードはややゆっくりな様子。

日本国内では流通量も少なく大変希少な品種です。

その為、オーストラリア東部出身のバンクシアの中では比較的高額な傾向にあります。

バンクシア セラータ ピグミーポッサムを育てる上で知っておきたいのが「リグのチューバー」「プロテオイド根」の存在。

リグノチューバー

バンクシアの中にはリグノチューバーと呼ばれる再生 機関を備えている種もあります。

山火事などで全身が喪失する出来事が起こった場合でも、リグノチューバーさえあれば再生することができます。

リグノチューバーは一般的には焼失を避けるために地際や株元、土の中に作られる場合が多いです。

全てのバンクシアにこのリグノチューバーが備わっているわけではありません。

プロテオイド根

バンクシアには「プロテオイド根」と呼ばれる独特な根の構造をしています。

根が塊になっていることからクラスター根とも呼ばれ、リン酸を多く摂取する役割を担っています。

この根のおかげで多くのバンクシアは栄養の乏しい砂地や痩せ地に自生することができています。

育てる環境

わが家の栽培環境

わが家の栽培環境は、千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。

ピグミーポッサムはオーストラリア東部(ニューサウスウェールズ州南部の海岸沿い)出身地ですので、潮風に強く、セラータ譲りの丈夫な性質から、日本の過酷な環境でも育てやすいバンクシアの一つです。

耐寒性もそこそこあるので暖地であれば地植えも十分可能。

わが家では鉢植えで、庭のオープンスペースにて管理しています。

西日の当たる夏場も遮光などせず、連日最低気温が氷点下を記録した冬もノーガードで超えてくれました。

用土

ピグミーポッサムの土は、水はけと水もちの両方を意識した、弱酸性の配合にしています。

基本的には鹿沼土と硬質赤玉土をベースに軽石と腐葉土のミックス+その時家にあるもの(パーライト、日向土、ベラボン等の中からどれか1種)を適宜加えてます。

水やり

水やりは育てている環境に大きく左右されますので、参考程度に留めてください。

鉢植え管理のわが家では、春と秋の晴れた日は2〜3日に1回程度

冬は1週間に1、2回程度

夏は早朝に1回、場合によっては夕方にも1回の計2回与えることもあります。

花芽がついている時期は雨の日以外、土の乾き具合にかかわらず水やりをおこなっています。

肥料

バンクシアピグミーポッサムの肥料には『両筑プランツショップ』で購入した、リン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」を定期的に与えています。

この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつバンクシアにも安心して与えることができる配合で作られています。

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固形肥料の他に、2価鉄イオン[Fe2+]を供給してくれる『鉄力あくあ』と

植物を超元気にしてくれる活力剤『HB101』を株の様子を観察しながら与えています。

剪定

成長が遅いのもあり、わが家では他のバンクシアと比べてピグミーポッサムの剪定はやや控えめに行っています。

風通しを良くする目的で混み入った枝を間引いたり、徒長枝を短くカットして整える程度で十分。

切った枝は挿し木で増やすこともできますが、親株の成長の遅さと比例するかのように、発根までにかかる日数と根がはるスピードもかなり遅いので根気が入ります。

一応は成功するのでぜひチャレンジしてみて下さい。

かっこいいグランドカバーに! ピグミーポッサムがおすすめ

アンティークな素焼き鉢に入れて垂らすように仕立てても良し。ロックガーデンのグランドカバーに使っても良し。

どこに置いてもどこに植えてもお庭のフォーカルポイントになること間違いなしです。

成長はややゆっくりではありますが、日本の環境でも育てやすく、唯一無二の見た目をした大変希少なバンクシアなので、見かけたら迷わずお持ち帰りしたくなる

そんな魅力に溢れたバンクシアです。

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