不動の一番人気!純白のセルリア『ブラッシングブライド』の特徴と育て方

今回紹介したいセルリアは『セルリア ブラッシングブライド』

セルリアは、南アフリカ原産の植物ですが、オーストラリアでもひろく栽培されており、オージープランツのくくりとして日本でも親しまれています。

中でもブラッシングブライドは白い花を咲かせるセルリアで、故ダイアナ妃の結婚式のブーケに使用されたことで注目された品種です。

日本では切り花としての流通が一般的ですが、苗としての流通もあるため、自宅の庭で育てることができます。

育てる上でやや気難しいところもありますが、性質を知り、栽培のコツを掴めば長い期間育てることも十分可能です。

この記事では、『セルリア ブラッシングブライド』の育て方と成長記録を紹介しています。

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目次

セルリア ブラッシングブライドの成長記録

セルリアは私がオージープランツ栽培を始めるきっかけになったお花でもあり、探し回ってようやく手に入れた思い入れのあるお花です。

初めてお店で見かけた瞬間は震えるほど感動したことを覚えています。

今ではオージープランツも広く知られるようになり、セルリアをはじめ多くのレアプランツをお店で見かける機会も増えましたが、当時はなかなかお目にかかれない特別な存在でした。

連れ帰ったセルリア ブラッシングブライドは枝がクネクネと暴れ気味の5号鉢サイズ。それぞれの枝の先には開花を待つばかりとなった花芽たちの姿が見えます。

同時期に手に入れたセルリア プリティピンクと並べて記念撮影。奥がプリティピンクで手前がブラッシングブライドです。どちらも似たり寄ったりな姿形をしておりますが、ピンクの色味が強いプリティピンクに対して、ブラッシングブライドは純白にほんのりピンクの色付き。

まだ固いブラッシングブライドの蕾。

中心部がほんのり黄緑色をしており、その周りを取り囲む花びらのような苞は白に先端がうっすらピンク色。

完全に開花した様子。日の光に当たって純白が輝いて映ります。

夜に撮影したブラッシングブライドの様子。月明かりの下もとってもお似合いです。

さらに開花が進み、中身がモフッと溢れ出たら見頃のピークが過ぎた形となります。

見頃を終えた花はこまめにカットしてあげる、次のお花に栄養が周り、新しい蕾が膨らんで次から次へと開花リレーが続きます。

3月の終わり頃の様子

開花リレーも一旦落ち着いた頃合いで、来シーズンに向けての切り戻しを行いました。

カットしたお花は切り花で楽しんだあと、ドライフラワーとして飾ります。状態の良い枝は挿し木チャレンジへ。

花後の切り戻し剪定と同時に、5号鉢からルーツポーチ2ガロンへ鉢増しを行いました。

わが家ではオージープランツの栽培にルーツポーチを用いることが多いです。通気性と水はけの良さ、土がたくさん入るため安定するところなどが気に入りリピートしています。

初夏の様子

切り戻し剪定を行ってから3ヶ月ほどでフレッシュグリーンの新芽がわさわさと生えてきました。ひとまず生育は順調です。

もう少し生え揃ったタイミングで、葉を間引いて風通しのいい状態に整えます。

セルリアは挿し木で増やすことも可能です。成功率もそこそこ高いため、切り落とした不要の枝を挿して予備株をおさえておくのも、何かあったときの保険に安心です。

なにしろセルリアの苗は高価ですから…枯れたからといって気軽に買えるほど安い買い物ではありません。

セルリア ブラッシングブライドの特徴と育て方

学名Serruria blushing bride
タイプヤマモガシ科 セルリア属
樹高1m~
葉張り1m~
開花期12月〜5月頃まで
日照日向〜半日陰

セルリアは40種類以上あるといわれ、日本国内ではブラッシングブライドの他、プリティピンク、カルメン、レモンハニーラズベリーバーストといった品種が流通しています。

ブラッシングブライドは直訳すると「頬を染めた花嫁」と呼ばれ、その名の通り純白の中にほんのりピンク色を感じる、美しい色合いの品種です。

花芽のイメージ

たくさんの花が集まって頭状花序をつくり、花のように見える苞がその周りを美しく囲みます。

独特の質感で花の鑑賞期間が1ヶ月以上と長いことから、フラワーアレンジメントやドライフラワーとしても人気のお花です。

日本では寒い冬の季節から初春にかけて苗が出回ります。

育てる環境

わが家の栽培環境

わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。

わが家では、セルリア ブラッシングブライドを1日中日の当たる南向きの軒下で育てています。

セルリア は日当たりと風通しが良い屋外での管理が基本になります。雪、霜、長雨などを避けるため軒下や屋根のある場所が空いていればそこがベストです。

セルリア栽培において日当たりの有無はかなり重要となり、日当たりが悪いと枝が徒長して暴れたり花付きが悪くなります。

ところがブラッシングブライドは日本で流通するセルリアの中でも特に暑さと蒸れに弱いため、夏場は強すぎる日差しと雨にあてず、できるだけ涼しく管理してあげる事が枯らさないコツです。

夏は寒冷紗や遮光シートの使用も視野に入れ、風通しに不安があればサーキュレーター等で風を送ってあげるのも効果的。

寒さには強く、耐寒性は0℃から-5℃あたりがボーダーです。寒さにはある程度耐えますが、北風と霜には当てない方が無難です。土の凍結にも注意。

寒波が訪れた日の夜は玄関先など室内に取り込むこともありますが、1日中屋内で管理するようなことは基本ありません。

セルリア ブラッシングブライドの栽培でおすすめなのは鉢植えです。地植えで育てることは不向きです。

用土

セルリアの多くは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。

オージープランツの土の配合では、鹿沼土をメインに赤玉土、軽石、ピートモス、堆肥などのブレンドが定番ですが、

わが家では、セルリアをはじめオージープランツ(一部例外あり)の土には市販の培養土をベースで使うことが多いです。

わが家が使っているベースの培養度

上記の培養土をベースに、鹿沼土、軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを適宜配合した土を使用。

水やり

水やりは育てている環境に大きく左右されますので、参考程度に留めてください。

セルリア ブラッシングブライドへの水やりは、土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングでたっぷりと与えます。

蒸れを意識するあまり乾かしすぎてしまうと水切れで枯らしてしまいます。迷ったら水を与えてしまって問題ありません。育ててみた体験上、根腐れよりも水切れで失敗してしまうことの方が取り返しがつかず、リスクが高く感じます。

肥料

肥料を与えなくても育つとされているセルリアですが、毎年花を咲かせること、葉の色、ハリツヤを維持するためにも定期的な施肥は欠かせないと考えています。

ところがセルリアには肥料を与えて良い時期と、与えてはいけない時期があります。

肥料を与える場合は花芽の形成が始まる9月頃まで。それ以降に施肥してしまうと花芽が付かない場合があるため注意が必要です。

12月頃蕾が確認できたら施肥を再開し、また翌年の9月頃まで2週間に1回のペースで与えます。

使っている肥料はこちら

わが家では、セルリアに与える固形肥料に『両筑プランツショップ』のリン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」をチョイス。

この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつ一部ヤマモガシ科の植物にも安心して与えることができる配合で作られています。

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もしくは硫安を単肥で与える

硫安の与え方ですが、2000倍の水に溶かしたものを1週間から10日ごとに与えます。硫安の場合も肥料と同様9月頃までとし、それ以降は必要ありません。

活力剤も併用

わが家では肥料のほかに、1週間に1度のペースで近年話題のバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。

栄養が不足すると葉色が黄色くなったり花芽がつかなかったりと、そのサインが顕著に現れます。

また、暑い夏、寒い冬を乗り切るためにも活力剤の散布は心強い味方となるので、セルリアの栽培には積極的に使っていきたいアイテムです。

剪定

セルリア ブラッシングブライドは花後に切り戻しを行い株をリセットします。切り戻しは遅くとも4月の後半から5月の頭までには終えておくと安心です。

また、植え替えを行う場合もこのタイミングが適期となります。

開花後の剪定

  • 開花が終わったら、任意の位置で切り戻し(剪定)します。
  • これにより、翌年の開花に向けた準備を整えることができます。

生育促進のための剪定

  • 伸ばし放題にしてしまうと花芽がつきにくいことがあります。
  • 1年に数回、剪定することで、剪定した部分から花芽が伸びてきます。
  • 剪定によって株の生育を調整し、花をたくさん咲かせるように促すことができます。

葉が残る場所であれば基本どこで切っても大丈夫です。

剪定後、夏にかけてたくさんの新芽が出てきます。枝数を増やしすぎると花芽に栄養が回らなくなるため、残したい枝をセレクトしたら余分な枝は適宜落として枝数を調整します。

わが家では、1本の主軸の枝に3本の新枝を残すよう整えています。(例:3本の主軸の枝があったら新枝は9本になります)

また、夏場は蒸れ防止をかねて葉数も間引いておくと風通しが良くなり効果的です。

セルリア ブラッシングブライドを実際に育ててみた感想

日本でも人気の高いセルリアですが、特にブラッシングブライドはオージープランツガーデナーみんなの憧れ。

長く育てるのが難しく、暑い夏や秋の長雨で枯らしてしまった報告もSNS等でよく耳にします。

わが家では今のところ順調に育っておりますが、梅雨から夏、残暑厳しい秋の初め頃までの管理にはやや気を使う印象です。

セルリアは小さな苗でもわりかし高価なプランツですので、枯らさないようできる限りのことはしていきたいと考えています。

この美しい花を毎年庭で堪能できて、その後は切り花としてお部屋にも飾れると考えたら、手厚い管理も苦ではありません。

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