今回紹介したいオージープランツは『セルリア ラズベリーバースト』
セルリア界のニューフェイス。日本でも流通が始まったばかりのセルリア ラズベリーバーストはこれまでのセルリア(ブラッシングブライドやプリティピンク)とはかなり雰囲気の異なる品種です。
流通が始まったばかりなので栽培情報もほとんどなく、育て方はこれまでのセルリアと一緒でいいのか?水やりの頻度は?夏越し冬越しは?
手探りではありますが、わが家でも実際にセルリア ラズベリーバーストを数年育ててみました。
この記事では、『セルリア ラズベリーバースト』特徴と育て方、成長記録を紹介しています。
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セルリア ラズベリーバーストの成長記録

流通が始まった最初のシーズンは高価で手が出なかったセルリア ラズベリーバースト。
2シーズン目にようやく安価な株が流通したのでお迎えしました。

蕾からしてセルリアっぽくない見た目。
徐々に開いてきて、最初はふわっとした地味な雰囲気でしたが、そこから一気にはじけてラベルのようなピンク色の花がバーストして見頃を迎えました。

バーストした様子

蕾からバーストに至るまでかかった期間は約4ヶ月。花期が長いのもセルリアならではの魅力です。
しばらく開花を楽しんだ後はカットしてドライフラワーへ。セルリアは切り花として、ドライフラワーとしてもしばらく褪色せず、姿形も崩れないので本当に鑑賞期間が長く楽しめます。
セルリアといえば以前、剪定後に大きめの鉢に植え替えて夏の水管理に苦戦した苦い思い出があります。
今回はその時の失敗を活かして小さめの鉢に植え替え。あまり土を増やさない作戦で『根っこつよし』のスリット鉢を使います。
乾かす→水やりのサイクルをメリハリよく。より乾きやすい環境を意識してハンキングにしてみました。
2年目のセルリアの様子

花後がっつり切り戻してから2度目の夏の様子。残念ながら2年目の春に花芽をつけることはなく、枝葉ばかりもさもさに茂っています。
日照は足りているはず、風通しもハンキングなので良いはず。考えられるとしたら鉢のサイズでしょうか。
肥料が足らないのか土が足らないのか。もう少し枝葉の間引きが必要なのかもしれません。
次の春の開花を目指して試行錯誤を続けていきます。
セルリア ラズベリーバーストの特徴とわが家の管理方法
| 学名 | Serruria Raspberry Burst |
| タイプ | ヤマモガシ科セルリア属 |
| 原産地 | 南アフリカ |
| 耐寒気温 | -3℃前後 |
| 開花期 | 1月〜4月 |
| 日照 | 日向むき |
セルリア ラズベリーバーストはラズベリー色の花が弾けたように咲くセルリア界のニューフェイス。
蕾のうちはもけもけしていて、開花すると発色の良いピンク色の花弁が目を惹く、蕾から開花まで長く楽しめるのが特徴です。
お花の参考イメージ

多数の花が集まって頭状花序をなし、着色した総苞が一気に弾け開花する様子はまさに圧巻です。
葉の雰囲気はセルリアブラッシングブライドやプリティピンクと瓜二つ。寒風に当たると赤く紅葉する様子も同じです。
流通シーズンは冬から初春頃。まだ硬い蕾がついた状態の苗が出回るので、そこから開花までおよそ3〜4ヶ月にかけて楽しめます。
育てる環境
わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
わが家では、セルリア ラズベリーバーストを1日中日の当たる南向きの庭で育てています。
日当たり、風通し、水はけの良い土の三拍子揃った環境でセルリアはよく育ちます。
高温多湿の環境が苦手ですので、梅雨~夏の間は風のよく通る軒下や、ハンキングで管理してあげると安心です。
水を好む植物なので、特に水切れには注意が要ります。加湿はよくありませんが、水捌けのいい土であれば湿っていても気にせずに毎日水やりするくらいがちょうどいい印象です。
冬の寒さには強い植物です。雪の積もらない温暖な地域であれば屋外管理で問題なく冬越しできます。
だいたい0℃くらいまでは耐えるとされていますが、わが家では-5度まで下がった冬も問題ありませんでした。
葉が傷むため霜や北風には当てない方が無難です。寒さによるダメージを負ってしまうと翌春の生育にも影響が出ます。
セルリア ラズベリーバーストの栽培でおすすめなのは鉢植えです。地植えも不可能ではないのでしょうが、長く育てるには不向きだろうと思います。
用土
セルリアの多くは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。
オージープランツの土の配合では、鹿沼土をメインに赤玉土、軽石、ピートモス、堆肥などのブレンドが定番ですが、
わが家では、セルリアをはじめオージープランツ(一部例外あり)の土には市販の培養土をベースで使うことが多いです。
わが家が使っているベースの培養度
上記の培養土をベースに、鹿沼土、軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを適宜配合した土を使用。
水やり
セルリア ラズベリーバーストへの水やりは、土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングでたっぷりと与えます。
蒸れを意識するあまり乾かしすぎてしまうと水切れで枯らしてしまいます。迷ったら水を与えてしまって問題ありません。育ててみた体験上、根腐れよりも水切れで失敗してしまうことの方が取り返しがつかず、リスクが高く感じます。
肥料
肥料を与えなくても育つとされているセルリアですが、毎年花を咲かせること、葉の色、ハリツヤを維持するためにも定期的な施肥は欠かせないと考えています。
ところがセルリアには肥料を与えて良い時期と、与えてはいけない時期があります。
肥料を与える場合は花芽の形成が始まる9月頃まで。それ以降に施肥してしまうと花芽が付かない場合があるため注意が必要です。
12月頃蕾が確認できたら施肥を再開し、また翌年の9月頃まで2週間に1回のペースで与えます。
使っている肥料はこちら
わが家では、セルリアに与える固形肥料に『両筑プランツショップ』のリン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」をチョイス。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつ一部ヤマモガシ科の植物にも安心して与えることができる配合で作られています。
もしくは硫安を単肥で与える
硫安の与え方ですが、2000倍の水に溶かしたものを1週間から10日ごとに与えます。硫安の場合も肥料と同様9月頃までとし、それ以降は必要ありません。
活力剤も併用
わが家では肥料のほかに、1週間に1度のペースで近年話題のバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。
栄養が不足すると葉色が黄色くなったり花芽がつかなかったりと、そのサインが顕著に現れます。
また、暑い夏、寒い冬を乗り切るためにも活力剤の散布は心強い味方となるので、セルリアの栽培には積極的に使っていきたいアイテムです。
剪定
セルリア ラズベリーバーストは開花期が長く、冬〜春にかけて花が咲き続けます。花の見頃のピークを迎える春の終わり頃までに、切り戻しを行い株をリセットしてあげると樹形も整い、夏の蒸れ対策にも効果的です。
また、植え替えを行う場合もこのタイミングが適期となります。
開花後の剪定
- 開花が終わったら、任意の位置で切り戻し(剪定)します。
- これにより、翌年の開花に向けた準備を整えることができます。
生育促進のための剪定
- 伸ばし放題にしてしまうと花芽がつきにくいことがあります。
- 1年に数回、剪定することで、剪定した部分から花芽が伸びてきます。
- 剪定によって株の生育を調整し、花をたくさん咲かせるように促すことができます。
全ての花が咲き終わったら株元から約10cm程の高さで切り戻しを行います。葉が残る場所であれば基本どこで切っても大丈夫です。
剪定後、夏にかけてたくさんの新芽が出てきます。枝数を増やしすぎると花芽に栄養が回らなくなるため、残したい枝をセレクトしたら余分な枝は適宜落として枝数を調整します。
わが家では、1本の主軸の枝に3本の新枝を残すよう整えています。(例:3本の主軸の枝があったら新枝は9本になります)
また、セルリアの葉は多く集まり密集しやすいため、夏場は蒸れ防止をかねて葉数も間引いておくと風通しが良くなり効果的です。
セルリア ラズベリーバーストを実際に育ててみた感想
まだまだ情報が少なく、わが家でもどう育てたらいいのか試行錯誤の最中です。
1年中屋外で育てていますが、今のところは夏も冬も問題なく超えています。
性質について、「セルリアの中ではプリティピンクと同じような感じ」と生産者様も仰っていたので、比較的育てやすいのかも知れません。
ただし2年目以降の花付きに苦戦を強いられています。これについては土の量と追肥の頻度が関わっていそうなので、3年目は少し大きめの鉢への植え替えも視野に入れて管理してみます。











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