今回紹介したいオージープランツは『アデナンサス カヴィ』
アデナンサス カヴィは半匍匐性のアデナンサスで、見た目は同じくアデナンサスのウーリーブッシュと瓜二つです。
直立性のウーリーブッシュと異なり、カヴィは地面を覆うように広がるグランドカバープランツです。
アデナンサス カヴィの魅力はなんと言っても葉の触感と爽やかな見た目。ずっと触れていたくなるもふもふふわふわな触り心地と、日に当たると輝いて見える葉先はとても幻想的です。
一見デリケートそうな見た目に反して性質は強権で育てやすいのも嬉しいポイントです。
この記事では、『アデナンサス カヴィ』特徴と育て方を紹介しています。
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アデナンサス カヴィの成長記録

わが家では、アデナンサス カヴィを1日中日のあたる南東のスペースに地植えして育てています。
この場所は西日までガンガンに当たる過酷なスペースにつき、植栽の入れ替わりが激しい場所でもありますが、カヴィはその中でも古参になつつあります。

成長期の春〜夏にかけては生育旺盛でどんどん横に広がり、人の通り道が塞がるので定期的な散髪が欠かせません。
地植えして2年以上経ちますが、株のボリュームは一定のサイズ感をキープするように仕立てています。

庭を散歩する亀とカヴィ。
定期的に花も咲いているようですが、葉に比べて花は地味なのであまり気付かれることなく散っている様子。
わが家のように地植えで育てることができるカヴィですが、雨晒しにつきだんだんと葉の産毛(トリコーム)は削られ、軒下管理のウーリーブッシュと比べてシルバーリーフ感は薄れていきます。
その代わり、ツヤ感のある爽やかなグリーンがまた、ウーリーブッシュとは異なる魅力に映ります。
アデナンサスの中でもカヴィは広く流通しており、価格帯もお安めなので臆することなく地植えすることができました。
アデナンサス カヴィの特徴と育て方

| 学名 | Adenanthos cavi |
| タイプ | ヤマモガシ科のアデナントス属 |
| 樹高 | 0.5m |
| 葉張り | 3~4m |
| 開花期 | 10月~3月 |
| 日照 | 日向〜半日陰 |
アデナンサス カヴィは西オーストラリア原産の常緑低木で、縦ではなく地面を覆うように横広がりに成長します。
普及品種のアデナンサス ウーリーブッシュをそのまんま匍匐性にしたような姿形をしており、ウーリーブッシュ同様爽やかなシルバーグリーンの葉色がとても美しい品種です。
春に赤い花を咲かせますがこちらは葉のようなインパクトはなくとても地味です。
細く繊細な葉をたくさん茂らせたもふもふの姿が人気で、暖地では地植えで育てることができるため、グランドカバーとしてもおすすめ。ハンキングで垂らすように育てることもできるので、楽しみ方は様々です。
育てる環境
わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
わが家では、アデナンサス カヴィを1日中日の当たる南向きの庭で地植えにして育てています。
アデナンサス カヴィは風通しが良く、1日中日の当たる環境でよく育ちますが、夏場の高温多湿は苦手とします。
とは言え、わが家では西日まで当たるような花壇に地植えしておりますが、とくに遮光シートなどのサポートがなくとも問題なく育ってくれています。バンクシア同様這う性のオージープランツは性質が堅強な印象を受けます。
冬の寒さにも比較的強く、霜や寒風にもある程度(-3°くらいまでが目安)耐えます。少量の積雪であれば問題ありません。這うように広がる枝につき、多少重たい雪に覆われても特に枝が折れることもありませんでした。
アデナンサス カヴィの栽培でおすすめなのは鉢植えですが、暖地であれば問題なく地植えで育てることも可能です。
わが家ではアデナンサス カヴィの他にアデナンサス ウーリーブッシュとアデナンサス ルーラタンを育てており、3種とも性質は似ていますが、ウーリーブッシュは鉢植えで軒下管理。ルーラタンは鉢植えで、軒下ではなく屋外で管理しています。
用土
アデナンサス カヴィは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。
オージープランツの土の配合では、鹿沼土をメインに赤玉土、軽石、ピートモス、堆肥などのブレンドが定番ですが、
わが家では、アデナンサスをはじめオージープランツ(一部例外あり)の土には市販の培養土をベースで使うことが多いです。
わが家が使っているベースの培養度
上記の培養土をベースに、鹿沼土、軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを適宜配合した土を使用。
西オーストラリア出身の植物ですので、軽石やパーライトなどの比率を気持ち多くした水捌け重視の配合がおすすめかと思います。
水やり
アデナンサス カヴィへの水やりは、鉢植えであれば土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えると良いです。
地植えであれば基本的に降雨まかせで問題ありません。土壌環境にもよりますが、夏場に1週間以上雨が降らなければ水を与えます。
肥料
アデナンサス カヴィの魅力は花よりこのもふもふの葉だと私個人は思いますので、葉のハリ艶と青々とした色味を保つためにも生育期に定期的な追肥が欠かせないと考えています。
使っている肥料はこちら
固形肥料に『両筑プランツショップ』のリン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」をチョイス。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつ一部ヤマモガシ科の植物にも安心して与えることができる配合で作られています。
固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで、リン酸成分の高くない芝用の液肥と近年話題のバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。
アデナンサス カヴィは栄養が不足すると葉色が黄色くなったり花芽がつかなかったりと、そのサインが顕著に現れます。
また、暑い夏、寒い冬を乗り切るためにも活力剤の散布も心強い味方となるので、アデナンサスの栽培には積極的に使っていきたいアイテム達です。
剪定
通常の剪定と言えば開花後の剪定と、生育を促進するための剪定がありますが、アデナンサス カヴィにおいて開花後に剪定するイメージはあまりなく、伸びすぎた枝を落としたり込み入った枝を落としたりなど、樹形を整えるための剪定が主になります。
開花後の剪定
- 開花が終わったら、任意の位置で切り戻し(剪定)します。
- これにより、翌年の開花に向けた準備を整えることができます。
生育促進のための剪定
- 伸ばし放題にしてしまうと花芽がつきにくいことがあります。
- 1年に数回、剪定することで、剪定した部分から花芽が伸びてきます。
- 剪定によって株の生育を調整し、花をたくさん咲かせるように促すことができます。
アデナンサス カヴィは生育旺盛につき枝がにぐんぐん伸びます。その過程で脇芽もたくさん出すので株全体がもっさりした状態に。
風通し確保のためにも不要な脇芽はこまめに取り除いてあげると良いです。
基本どこで切っても大丈夫です。強剪定にも耐えてくれますし、深く切り戻してもすぐに元通りのボリュームに戻ります。
アデナンサス カヴィを実際に育ててみた感想
アデナンサス カヴィはウーリーブッシュ同様に強権で育てやすく、もふもふふわふわな葉が魅力的なオージープランツです。
価格帯も安く、広く普及しているため出会いやすいのもポイント。
一風変わったグランドカバーをお探しの方へ、特におすすめしたい品種です。












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