今回紹介したいオージープランツは『コノスティリス セティゲラ』
コノスティリス セティゲラはキャッツポーという名称でも知られる西オーストラリアに自生するグラスで国内では滅多に流通しない(栽培情報もほとんどない)超希少なオージープランツです。
プロテアやバンクシアのような派手さはないものの、その独特な姿形に隠れファンも多く、たまに市場で見かけるとすぐさま売り切れてしまうほど人気です。
この記事では、『コノスティリス セティゲラ』特徴と成長記録を紹介しています。
コノスティリス セティゲラの成長記録

存在を知ってから2年ほど探してようやく出会うことができたコノスティリス セティゲラ。
小さいサイズながらもぎゅっと詰まった株からはたくさんの花芽もあがってます。
繊細は雰囲気の葉は触ってみると意外と硬くハリを感じます。そして見た目の通り毛深く、産毛も柔らかくはないため全体的にざらざらした肌触りです。
あまりにも情報が少ないため手探りで育てていくことになりますが、名前も見た目もカンガルーポーに似てるので、ひとまずカンガルーポーと同じような管理の仕方で様子を見ます。

花保ちがとてもよく、3ヶ月ほどと長い間咲いた状態を楽しむことができました。
花芽がついている状態にも関わらず土が乾くペースは緩やかでしたが、水を欲しがるタイミングは分かりやすく、水分が抜けてくると花芽をつけてる茎がシナッと垂れ下がってくる様子がわかります。

一度垂れてしまった後でもしっかり水をやるとすぐにシャキッと立ち上がります。
加湿による根腐れに弱いと聞いたので、絶えず水をやるというよりも、必要なタイミングにしっかりと水をやるメリハリのある灌水を心がけるようにしました。
花後剪定して植え替えた様子

ひとまず1年ほど軒下で様子をみたところ、鉢植えであればそこまでデリケートな印象を受けませんでした。
ただし花後も吸水ペースは変わらず遅く、根があまり育っていないサイズでの地植えや、鉢植えでも完全雨晒しでの管理は難しいかもしれないと感じます。
コノスティリス セティゲラの特徴と育て方
| 学名 | Conostylis setigera |
| タイプ | ハエモドルム科アニゴザントス属 |
| 草丈 | 0.2m |
| 葉張り | 0.3m |
| 開花期 | 冬~春 |
| 日照 | 日向〜半日陰 |
コノスティリス セティゲラ ジョーイ・キャッツポーは、ハエモドルム科の半耐寒性常緑多年草で、オーストラリア南西部の乾燥した岩石質地帯に自生します。
草丈20cm幅30cmほどと矮性です。細い葉は毛深い産毛のようなもので覆われており、緑の葉は光に当たると発光したように白く映ります。鮮やかなレモン色の星のような花を房状に咲かせ、冬から晩春まで長く開花します。
花芽の様子

花の見た目が猫の爪に似ていることからキャッツポーという名でも知られ、日本でも定着しつつあるカンガルーポーとは遠い親戚のような関係です。

コノスティリス セティゲラもカンガルーポー同様に日当たりが良く、水はけの良い環境を好みます。ある程度の霜や長期間の乾燥にも耐えますが、高温多湿にはとても脆く、根腐れ菌にもとても敏感です。
育てる環境
わが家の栽培環境は千葉県の比較的温暖な地域で、夏の最高気温は38度、冬の最低気温は-3度ほど(年に1〜2回あるかないか)の環境で、北風の当たらない南向きの庭、もしくは軒下にて育てています。
わが家では、コノスティリス セティゲラを1日中日の当たる南向きの軒下で育てています。
コノスティリス セティゲラは、1日中日の当たる風通しの良い環境でよく育つ植物ですが、高温多湿に弱く、根腐れ菌への耐性もあまり高くないことから、梅雨時期〜秋にかけては長い雨にはあてない方が無難だと考えます。
小さめの鉢に水捌けのいい土を使い、水のコントロールも全て人の手で管理できればおそらくそれがベストです。
コノスティリス セティゲラの栽培でおすすめなのは鉢植えです。この植物の性質上、何年も地植えで育てることは難しいと考えます。
稀に地植えでの国内成功事例も聞くので、うまく環境が合えばグラスプランツとしてロックガーデン等の良い引き立て役になるのかと思います。
また出会う機会があれば2株目は地植えチャレンジしてみるつもりです。
用土
コノスティリス セティゲラは深く砂質で水はけの良い土壌を好み、pHは5~6の弱酸性が適しています。
オージープランツの土の配合では、鹿沼土をメインに赤玉土、軽石、ピートモス、堆肥などのブレンドが定番ですが、
わが家では、コノスティリスに限らずオージープランツ(一部例外あり)の土には市販の培養土をベースで使うことが多いです。
わが家が使っているベースの培養度
上記の培養土をベースに、鹿沼土、軽石(パーライト、日向土)、ベラボンなどを適宜配合した土を使用。
加湿に弱いコノスティリス セティゲラの栽培では水捌け重視の配合がおすすめです。
水やり
コノスティリス セティゲラへの水やりは、鉢植えであれば土の表面がやんわり乾いたタイミング、もしくは鉢を持ち上げてみて少し軽くなったと感じたタイミングで与えると良いです。
1年を通して日当たり、風通し共に良い環境で、ハンキングにして育てていますが、土の乾き方は随分と緩やかです。
わが家で育てているオージープランツの中でも、コノスティリス セティゲラの灌水頻度はかなり低い方だと感じます。
肥料
コノスティリス セティゲラの栽培において、わが家では定期的な施肥を行っております。
使っている肥料はこちら
固形肥料に『両筑プランツショップ』のリン酸をほとんど含まない「グレヴィレア バンクシア専用肥料」をチョイス。
この肥料はその名の通り「プロテオイド根」をもつ一部ヤマモガシ科の植物にも安心して与えることができる配合で作られています。
固形肥料のほか、春と秋には1週間に1度のペースで、リン酸成分の高くない芝用の液肥と近年話題のバイオスティミュラント活力剤を併用して与えています。
コノスティリス セティゲラは栄養が不足すると葉色が黄色くなったり細く枯れこんだりと、そのサインが顕著に現れます。
また、暑い夏、寒い冬を乗り切るためにも活力剤の散布も心強い味方となるので、コノスティリスの栽培には積極的に使っていきたいアイテム達です。
剪定
コノスティリス セティゲラの剪定では、花後に花柄を株下から取り除いたり、黒く枯れこんだ葉をつど取り除くことでキレイな見た目を保てます。
枯れこんだ葉を残しておくて風通しが悪くなり、蒸れの原因にも繋がりますので、少なくとも毎年1回、梅雨前には整えておきたいです。
コノスティリス セティゲラを実際に育ててみた感想
株自体も希少でほとんど流通もなく、栽培情報もほとんどない状態。手探りで育てておりますが、感覚的にはカンガルーポーの育て方と似てると感じております。
暑さと蒸れに弱いので基本的に風通しよく管理してあげると良いでしょう。冬の寒さにはある程度強い様子で、0度程度であれば屋外に問題なく置いておけました。
次いつ出会えるかわからない希少なグラスですので、枯れないよう丁寧に管理していくつもりです。











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